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幸い私たち以外に人が居ないから人混み嫌いのマクくんも大丈夫そうかな？
横目に盗んで見てみれば下を向いたままのマクくん。
どこか私に距離をとっているような微妙な座り方。
「Aさんマクヒョンと同い年なんですよね？」
『そうですよ。』
マクくんとは正反対にニコニコ楽しそうなドンヒョク…くん、はマクくんの顔を見て一瞬ニヤリと笑った。
「じゃあAヌナって呼んでいいですか？」
思いがけない提案に少し驚いたけれど、断る理由もないから頷いて笑ってみる。
「Aヌナ、タメ口で話してくださいね。」
あの日電話越しに聞こえた時にはマクくんが生意気だとか、悪ガキだとか言ってたけど普通に好青年って感じだな。
タイミングよくお酒が運ばれてくる。
それぞれの前にお酒を並べてくれる大将が楽しんでね、と頼んでもないおつまみまで出してくれる。
「サービスね。」
なんて言ってフラリと厨房へ行ってしまって、いつもガヤガヤうるさい客席は静かになってしまう。
「じゃあ、乾杯しますか。」
ドンヒョクくんの一声で私たち3人のグラスがカチン、と鳴り響く。
いつぶりにお酒飲んだかな。
あんまり強くないから飲みすぎないようにしよ。
「Aちゃん、」
不意に隣から聞こえる声。
『どしたの？』
また眉を下げて私を綺麗な瞳に映すマクくん。
ずっと連絡待ってたんだよ。
もう会えないのかな、って辛かったんだよ。
心の中でマクくんに訴える。
「連絡…、出来なくてごめんね。
ちょっと色々仕事の関係もあって…。」
『ううん、いいよ。』
少し安心したように小さく笑うマクくん。
笑っていた方が何倍も何百倍も素敵なんだから笑っていて欲しい。
「マクヒョン、ずーっと携帯と睨めっこしてたんですよ〜。もうホントじれったい！」
「ドンヒョガ…！」
そんなこと聞いたら悲しかったとか寂しかったとか忘れて嬉しくてドキドキしてしまう。
「Aヌナの様子を見る限り、連絡、待ってたみたいですね。良かったねマクヒョン。」
『え？！』
私の顔を見てニタニタと笑うドンヒョクくんと隣で少し驚いてるマクくんを交互に見る。
な、なんで分かったの…。
「Aヌナさっきからマクヒョンばっか見てるし、嬉しそうだし。」
ぶわっと顔が熱くなる。
恥ずかしくてマクくんの顔を見れなくてビールのジョッキを持ち上げて体にビールを流し込む。
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ケロちゃん。(プロフ) - きょんさん» こちらこそありがとうございます🥹嬉しいです߹~߹ (2022年6月11日 22時) (
レス) @page19 id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 最高すぎます。もうにやにやとまりません！！こんな物語我得でしかないです！！ありがとうございます (2022年6月11日 15時) (レス) @page19 id: 6d9e8baccd (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん。(プロフ) - alone99さん» 嬉しいコメントありがとうございます( ⸝⸝⸝ᵕ ̫ ᵕ⸝⸝⸝ ) (2022年6月3日 19時) (レス) id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
alone99(プロフ) - もうすでにめちゃめちゃ好きな雰囲気のイマク出てきそうでワクワクです！応援してます！ (2022年6月3日 17時) (レス) @page4 id: 7bd05b70b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケロちゃん。 | 作成日時：2022年6月3日 0時
