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Aちゃんの知り合いかい？そう穏やかに笑った大将は、どこか嬉しそうにも見える。
とりあえずお冷を出さないと。
いつもの通りにお冷を出そうと準備していれば隣に大将が立って私の手からグラスをとっていく。
「Aちゃんも一緒にお友達と飲んだらどうだい？」
『いやいやいや！ちゃんと働きますよ。』
というか、働かせてください。
あの二人の輪に入って今マクくんと冷静に話せる気がしない。
マクくんもよそよそしい態度だし。
それなのに大将は何も知らずにお冷を2人の元へ持って行ってしまうからその後ろを慌てて追いかける。
「Aちゃんも一緒に。な？」
いつの間にかトレーには3つのグラスが乗っていた。
大将が私と2人を交互に見て笑う。
「いいんですかー？じゃあ、A…さんも！」
ドンヒョクさんで合ってるのかな。
もう断れない空気になってしまった。
こっちこっち、と手招きをされてテーブルの前まで来たはいいものの何処に座れば…。
さすがに初対面の子の隣に座る訳にも。
いや、様子のおかしいマクくんの横もなんだか…。
「Aちゃん、こっち。」
そんな私を見てマクくんに腕を掴まれて、勢いよくマクくんの横に引き寄せられる。
思ったより距離が近くて咄嗟に体を離す。
「おぉ〜マクヒョンやるね〜。」
「うるさい。」
マクくんの耳が赤い。
「あ、僕ドンヒョクです！はじめまして〜。」
『はじめまして！Aです。』
やっぱりドンヒョクさんか。
「マクヒョン、ずっとAさんに連絡するの躊躇ってて見ててイライラしたんで無理やり僕が連れてきました！」
『はい？』
「お前なぁ！」
…なんだ、私に連絡しようとしてたんだ。
隣のマクくんは今にもドンヒョクさんを叩き出しそうな勢いで焦っているから多分本当の話なんだろう。
嬉しいのか、安心したのか、重かった心が軽くなった。
未だに2人でワイワイと言い合っているからメニューを開けて見せる。
『何か頼みましょう！ね？』
宥めるようにそう言えば2人とも静かになって真剣にメニューを見だすから面白い。
「Aさんのオススメは？」
『んーと、やっぱり大将の焼き鳥かな。
ドンヒョク、さんお酒は飲まれます？』
「あぁ！ドンヒョクでいいですよ！」
なんだかこの人は人懐っこいんだろうか。
距離の詰め方が上手、というか…。
慣れてる、というかなんというか。
マクくんとは全く違うタイプの人だな。
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ケロちゃん。(プロフ) - きょんさん» こちらこそありがとうございます🥹嬉しいです߹~߹ (2022年6月11日 22時) (
レス) @page19 id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 最高すぎます。もうにやにやとまりません！！こんな物語我得でしかないです！！ありがとうございます (2022年6月11日 15時) (レス) @page19 id: 6d9e8baccd (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん。(プロフ) - alone99さん» 嬉しいコメントありがとうございます( ⸝⸝⸝ᵕ ̫ ᵕ⸝⸝⸝ ) (2022年6月3日 19時) (レス) id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
alone99(プロフ) - もうすでにめちゃめちゃ好きな雰囲気のイマク出てきそうでワクワクです！応援してます！ (2022年6月3日 17時) (レス) @page4 id: 7bd05b70b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケロちゃん。 | 作成日時：2022年6月3日 0時
