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電話から激しく動く音が聞こえて、驚いて思わず携帯から耳を離してしまうほど。
なんだろう？と思ってもう一度携帯を耳に当てればあの知らない声とマクくんの焦ったような怒ったような声が聞こえる。
「ちょっと、中入れてよ！！」
「今は無理、ほんとに！……おい！」
「なんでー？マクヒョン、僕になんか隠しこと？！さては例の…」
「ああ、ドンヒョガ！！！もうあっち行け！」
マクくんのこんなに大きい声初めて聞いたかも。
電話の向こうで繰り広げられているマクくんと、ドンヒョク？さんのやり取りに思わず笑ってしまう。
ヒョンと呼ばれているのだから年下なんだろう。
弟？いや、そんな雰囲気じゃなかったし。
「マクヒョーーーン」
この声を聞く限りドンヒョクさんは部屋から追い出されたみたいだ。
「Aちゃん、ごめん！
……今の聞こえてた？」
『うん、丸聞こえ。』
分かりやすく、あぁ。とため息を着くマクくん。
『お友達家に居るの？』
「あっ、あー！ルームシェア！ルームシェアしてて！」
マクくんが変に大きい声を出すから少し驚く。
『ルームシェアしてるんだ！
さっきの、…ドンヒョク？さんも美容師なの？』
「うん、そんな感じかな…」
『仲良しなんだね。』
「仲良しって言うか、ほんとアイツ悪ガキでさ。はぁ。」
呆れたように笑うマクくんが、ヒョンらしくて何だか新鮮でまたひとつマクくんの新しい姿を見れたことが嬉しい。
「ドンヒョクのヤツ、うるさいしイジってくるし本当に僕のことヒョンって分かってるのかな。」
そう言ったマクくんはきっとドンヒョクさんの事を大切に思っているんだろう。
顔が見れなくたって優しい声で分かる。
『マクくんはきっと良いヒョンなんだね。』
「そうかな？」
きっと彼は電話の向こうであの優しい顔をしているんだと思う。
「あっ、ごめんAちゃん…。
そろそろ電話切らないと、」
『うん、分かったよ。』
「また連絡するね。おやすみ。」
おやすみ、その一言に耳がくすぐったくなる。
『おやすみ、マクくん。』
切れてしまった電話。
名残惜しくて携帯の画面を見つめていれば、ショートメールが届く。
080-xxxx-xxxx@Mark127
080-xxxx-xxxx僕のカトクのID。追加しておいて
抑えきれないくらいに今私はニヤけてる。
届いたメッセージがとてもとても愛おしく思える程に。
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ケロちゃん。(プロフ) - きょんさん» こちらこそありがとうございます🥹嬉しいです߹~߹ (2022年6月11日 22時) (
レス) @page19 id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 最高すぎます。もうにやにやとまりません！！こんな物語我得でしかないです！！ありがとうございます (2022年6月11日 15時) (レス) @page19 id: 6d9e8baccd (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん。(プロフ) - alone99さん» 嬉しいコメントありがとうございます( ⸝⸝⸝ᵕ ̫ ᵕ⸝⸝⸝ ) (2022年6月3日 19時) (レス) id: 6e1f997a93 (このIDを非表示/違反報告)
alone99(プロフ) - もうすでにめちゃめちゃ好きな雰囲気のイマク出てきそうでワクワクです！応援してます！ (2022年6月3日 17時) (レス) @page4 id: 7bd05b70b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケロちゃん。 | 作成日時：2022年6月3日 0時
