党員はディビジョンラップバトル主要チームの報告者9【ヒプノシスマイク】

388話　新人ホスト ページ8

Aside

ルイのシャンパンコール？という掛け声はお断りをした。



隣に座る彼は、喉が乾いたと言っていたから、何より手が震えている。早めに飲ませてあげたほうが良い。



「では、今日は宜しくお願いします」



ホスト「それでは、乾杯」



ルイが注がれたグラスを持ち乾杯をする。



ホスト「は、初めて飲みました。凄く美味しいです」



「ルイ13世は原種が1200種、それも50年から100年近く寝かせた物です。バニラの香りに芳醇な飲み口が魅力ですね」



飲みやすい。これは、飲み過ぎてしまう可能性がある為、気をつけないといけない。



度数は高いから……って、本題を忘れるところだった。



「あの、一つお聞きしたいのですが、シンジュクの代表チーム……元ダーティードッグメンバーであり、MCネームはill-DOC、神宮寺 寂雷さんのチームってご存知ですか？」



ホスト「えっと、すいません。名前を聞いた事はありますが、チームまでは……」



「そうですか。ありがとうございます」



うーん……自信が無くなってきた。この人達が、情報を共有する仲なのであれば、得られる見込み無しだな。



とりあえずシャンパンタワーを見て、普通に楽しんで帰ろうかな。



ホスト「なんかすいません」



私が俯いていたせいか、彼は私に優しい声をかけてくれる。



「いえ、こちらこそ申し訳ないです」



空気が悪くなった中、別のホストが「シャンパンタワーの準備終わりました。前へどうぞ」と案内された。

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