党員はディビジョンラップバトル主要チームの報告者9【ヒプノシスマイク】

410話　見透かした曇り ページ30

あざとい笑顔だと分かっている。作られた笑顔で、本当の素直な気持ちが見えない。



けど、乱数は私の答えを待っている。



「嫌だって言ったら、行かないの？」



私は真剣だったのだが……



乱数「行くよ！」



元気に答える乱数。ムキになってしまった自分に、小さなため息を吐く。



「全くもう……大丈夫だよ。シンジュクに行くって言っても、とある人に会いに行くだけだから」



何故だろうか。彼を落ち着かせるには、この言葉が一番な気がする。



乱数「……不安なだけだ。凄い胸騒ぎがする」



「大丈夫だって！何度も言わせないの。胸騒ぎがするなら、それはきっと……」



嫉妬……では無いよね。乱数の事だし。



「……納豆を食べたからだよ！体の調子が良くなった証拠だ！」



笑いながら返すと、乱数は真剣な目をしていた。



乱数「そっか……納豆にも良いところあるじゃん！」



食べ終わったお茶碗を洗い、歯磨きをする。いつもより念入りに、納豆を食べた後は余計に気にするよね。



帽子を被り、ワンピースの裾を直す。



「では、私は行ってくるね。乱数は何時ごろ約束してるの？夕飯は食べるの？」



玄関で乱数の方に振り返る。



乱数「夕食を一緒に食べる約束をしてるから、大丈夫だよ」



「了解！遅くならないようにね」



乱数「Aもね」



その言葉を聞いて、私は事務所を出た。



さてと、まずはシンジュクの……大学病院とか行ってみようかな。


ーーー

更新遅れてごめんなさい！

ずっとライブ映像に浸りながら、夏休みを謳歌しておりました。

お盆休みも暇ですね。家族と人生ゲームなどする予定ですが、ただひたすらにライブ映像を見返しているかも知れません。

今回のバトル曲やばくないですか！？寂雷さんが……寂雷さんのパートがもう、乱数を救う気満々なんですよ！仲直り待ってます！
左馬刻様も一郎との仲直りを……

早くしてくれぇ……わしのメンタルの為にも仲直り会が欲しいです。


読んでくださりありがとうございます！
更新頑張りますので、宜しくお願いします！

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