党員はディビジョンラップバトル主要チームの報告者9【ヒプノシスマイク】

409話　何気ない会話 ページ29

「おはよう乱数！」



乱数「おはよう」



眠そうに目を擦りながら起きてくる。そんな乱数に挨拶をして、朝食の納豆ご飯を運ぶ。



乱数「うわぁ、これ嫌い……」



「好き嫌いしちゃダメだよ！ほら、座った座った！」



納豆以外にも、漬物などご飯に合いそうな物を並べる。



「いただきます」



乱数「いただきます」



乱数は嫌いと言いながらも、パクパクと食べ始める。グリンピースの時は私の皿に投げてきたのに、今回は大人しく食べている。



「今日は沢山歩くから…おかわりしないと」



乱数「どこか出かけるの？」



お茶碗を待って、お米を取りに立ち上がる。



「うん。この間言ったでしょ。シンジュクだよ」



乱数「あぁ……気をつけて行ってきてね！」



初めは浮かない顔をしていたが、笑顔で送り出してくれる。



「ありがとう。乱数はまだ仕事あるの？」



乱数「う〜ん。今日はね、オネーさんと遊びに行くんだ」



え？オネーさん……女の人と出かけるの。



「そう……なんだ。楽しんできてね」



思わずお茶碗を落としそうになったが、お茶碗をしっかりと持ち、杓文字をグッと握り込んだ。



乱数「アハハ〜！Aを困らせるのって楽しいね」



「困ってなんか無いよ！ただ……」



乱数「ええ？ボクが他のオネーさんと遊ぶの、嫌じゃないの？」

410話　見透かした曇り→←408話　検索の詮索

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す