党員はディビジョンラップバトル主要チームの報告者9【ヒプノシスマイク】

396話　匂いと香水 ページ16

乱数「ふーん。ホストクラブって言うのは知らないけど、男の人が接待してくれるんだよね」



「そうだけど……どうかしたの？」



俯きながらも、小さな声で乱数が言う。



乱数「匂いが移る程……近かったの？」



僅かに聞こえた声。近かった？一二三との距離を思い出すと、まだ、胸のドキドキが残っている気がした。



「めっちゃ近かった」



乱数は何故か足早に階段を降りて行く。



「え？乱数！」



何か不機嫌にしてしまっただろうか？



追いかけると、ちょうど事務所に入った所でシュッと何かをかけられた。



この香り、いつもの乱数の匂いだ。



シュッシュッと何度も香水を私にかけてくる。



「ちょっ、乱数、何すんの！」



乱数「香水の匂いが移ってるんだよ」



「いや、だからってそんなにかけなくても……」



てか、これからお風呂入るのに、香水が勿体ない。



乱数「一緒に住んでるのに、違う匂いがするっておかしいじゃん」



「私と乱数は、使ってる香水違うでしょ」



私は、季節に合わせた柑橘系の香水を使う。



だから、乱数とは違う匂いのはずだ……



「乱数さん。もしかして……嫉妬？」



乱数「男物の香水が嫌いなだけだよ」



こちらを睨むように答える乱数に、そんなにこの匂いが嫌だったのかと反省した。



「分かった。これからは気をつけるよ」



乱数が拗ねてるなんて、可愛いところもあるんだな。



乱数を抱きしめる。これで乱数は香水を使わなくて済むし、私の匂いも移る。



乱数「やっぱり、ボクの匂いが一番だね！」



「はいはい」



呆れた返事をしてしまったが、心の中では凄く嬉しかった。


やっぱり、私には乱数が一番落ち着くのだと再認識が出来たからだ。

ーーー

昨日は更新できず、すいませんでした！

一二三は香水を使うイメージです。
てか、いい匂いしそう。乱数も甘い香りがしそうだなと思いまして、こちらを挟みました！

夏休みですね。宿題！？何故？夏休みも学校に行くと言うのに、ちゃっかり宿題は出るんだ！おかしいでしょって、そんな涙を流しながら、夏休みを謳歌しております！どうも夜行性の椿です！

ライブビューイングの抽選当たりました！やったー！
すっごく楽しみですね！８月は予定が盛り沢山なので、夏休みが短く感じそうですが、頑張りたいと思います！


読んでくださり、ありがとうございます！

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