381話 隠さない選択 ページ1
昨日は乱数の手料理を食べれて、本当に嬉しかったけど、急に仕事が入ったみたいで、彼は夜遅くまで仕事をしていた。
そして、今も目の前で仕事をしている。
家事は私がこなしているが、料理だけでも忙しそうだ。
それに、私にもやらなければいけない仕事がある。
シンジュクの情報を追うには、人気の多い場所に行って収集する。
今のところ見つけた情報では、カブキチョウという場所に人の通りがあるらしい。
そこに行くのが、一番と考えているけど……
乱数になんて言えば良いだろうか。
「私、やっぱり買い物行ってくるよ」
乱数「大丈夫だよ！足りるって！」
確かに、食料は足りるかもだけど……出かける理由が必要なんだよ。
「料理のバリエーションも増えるし、何かあった時の為にも用意しないと」
乱数「そうだよね。じゃあ、ボクも一緒に行くよ」
「それはダメ！」
乱数は私と目を合わせると、先程まで持っていたペンを置く。
どうしよう。思わず拒否してしまった。
「ごめん。一人で出掛けたいんだ」
乱数「A。なんか隠してるでしょ？二人の事以外で」
「そ、それは……あの……」
隠し事してるのバレてる！ど、どうしよう！どうすればいい！
頭を抱えながら悩んでいると、乱数は再度ペンを掴むみ、こちらを見ないで仕事を始める。
気まずい。というか、なんでこんな事に……
しっかりしろ！言わないとダメだ。
あの時に決めたじゃない。隠し事は無い方が良いに決まってる。
それに、乱数ならきっと分かってくれる。信じて、話してみないとダメなんだ。
「あのね乱数。私、総理からお願い事というか、仕事を任されてるの」
それを聞いて乱数は顔を上げる。
「ディビジョンラップバトルの為に、元ダーティードッグメンバーのチームを調べてる。だから、今からシンジュクに行ってくるよ」
真っ直ぐと目を合わせて、迷い無く言えた。
乱数は少し笑って、手元の作業道具から手を離す。
乱数「本当にAって馬鹿だよね〜」
そう言いながら、彼は私の頬を抓る。
「痛い」
乱数「それで、一郎の元に行きたかったんだね」
「う、うん」
頬を抓られながらも、一応出来た返事だった。
乱数「Aの好きにしなよ。だけど……危ない事はしないでよ」
抓っていた頬を離して、また笑顔を見せてくれた。
ーーー
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おもち。(プロフ) - 椿さん» 椿ちゃんｯｯｯｯ!!!🥰🥰待ってたよ👍 (2022年1月17日 10時) (
レス) id: 4bc1554c33 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - おもち。さん» おもちちゃん……本当にお待たせしました。そして、本当にありがとう。見守って下さっていた事、本当に嬉しかったです。ずっとずっとごめんなさい！ (2022年1月16日 4時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 華蝶さん» コメントありがとうございます！本当に本当にありがとうございます！一日で読み切って頂けたなんて、本当に嬉しいです。また頑張って更新して行きます。宜しくお願いします！ (2022年1月16日 4時) (レス) @page44 id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 最近更新止まっちゃってるみたいですね... (2022年1月13日 17時) (レス) id: 4bc1554c33 (このIDを非表示/違反報告)
華蝶(プロフ) - 初コメ失礼します。面白くて一日で一気に読んじゃいました！続きってまだ書かれてない感じですかね…？ (2022年1月12日 22時) (レス) id: 89bcc7066a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2021年7月23日 11時
