党員はディビジョンラップバトル主要チームの報告者8【ヒプノシスマイク】

366話　フレンチトースト ページ35

いつも通りに家事をこなして、乱数が起きてくるのを待つ。



昨日の様子からして、仕事は終わったみたいだし、今日は起きてくるの早いかもな。



私の考えは大正解だったようで、バンッという音と共に、乱数がリビングへと入ってくる。



乱数「A！おはよう」



「おはよう！今日も元気だね」



いつもより勢いの良いドアの開け方で、とても楽しそうに部屋に入ってきた。



そんな乱数を見て、朝食の準備をする。



今日は、乱数の大好きなフレンチトーストである！



チョコソースと、蜂蜜を用意して、あとは……バニラアイスとか？



朝からそれはキツいか……



私がフレンチトーストを並べる姿を見て、乱数が嬉しそうに机に向かう。



乱数「やったー！ボクこれ好き」



「朝食にしてはちょっと重かったかな。ま、乱数が元気になるなら何でも良いや」



乱数「今日は元気いっぱいに、張り切っていかないと」



フォークとナイフを持つと、嬉しそうにフレンチトーストを切っていく。



「乱数。昨日は楽しみにって言ってたけど、危ない事はしないよね？なんなら、私もついて行っていい？」



乱数「それじゃお楽しみの意味ないじゃん！」



確かに……



「本当に危ない事しない？大丈夫？」



乱数「何でAを楽しませるのに、危ない事するのさ。大丈夫だよ」




嬉しそうにフレンチトーストを頬張る姿を見て、少し安心したけど……やはり、何か空元気というか。



無理をしている笑顔に、不安が消えていない。



そんな乱数の隣に私も座り、フレンチトーストを食べる。



乱数「Aこそ、何か予定無いの？」



「うーん。特に無いかな……調べ物もしないといけないし」



左馬刻と寂雷さんのチームを次に調べないと……もうチーム組んでるかな？



ヨコハマとシンジュク……出向くとしても、シンジュクはまだ近いから良いとして、ヨコハマは少し遠いからな。

367話　ヨコハマの情報→←365話　Buster Bros!!!報告書

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す