検索窓
今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:16,333 hit

355話 決着の結託 ページ24

私はチェス駒を片付けながら、何か新しいゲームを考える。



三郎「ならチャイニーズチェッカーなんてどうだ?」



三郎がチャイニーズチェッカーの駒となるボールと盤を用意する。



二郎「ダメだ。運が勝負を決めるゲームにしようぜ」



三郎「あぁ、実力では勝てない低脳だからな」



二郎「んだと……いいぜ、チャイ……ネーズチャッカーだっけか?やってやるよ」



二郎は三郎が持っていた盤を奪い、テーブルに置いてあるチェス盤をどかす。



三郎「チャイニーズチェッカーだ!大体お前、ルール知ってるのかよ!?」



二郎「知ってる。ボールを陣地に運ぶ奴だろ」



「へぇ!面白そう。やろう!」



このギクシャクした状況の中で、チャイニーズチェッカーが始まった。



二郎「おい!三郎!お前のその駒さっさと退かせ!」



三郎「はぁ?お前がその駒を退かせば良いだろうが!」



盤の真ん中に貯まる駒。それは三郎と二郎の駒で動けなくなっていた。



私の駒はもう少しで移動が終わる。私の勝ちだな。



二郎「おい三郎……このままだと」



三郎「あぁ、不服だがお前に同意見だ」



ん?二人は何故か目を合わせると頷く。



そして、二郎と三郎は私の陣地付近に駒を動かして、自らの駒も少しずつとゴールに近づける。



「ちょっと!私の駒が動けなくなってるじゃ無いですか!?」



二郎「ハッハー!俺らに勝とうなんて10年早いぜ!」



三郎「ふん。10年後でも負ける気なんかしないけどな」



「あぁ!どうするんですか!?これ決着がつかなくなってますよ!」



私の遠い駒が動けず、他の駒を往復させる事しかできなくなった。



だが、二郎と三郎も駒を動かせば、私がゴールをしてしまう為、動かす事が出来なくなっている。



だからといって、私が遠回りしてでもゴールを目指せば、二人の内のどちらかがゴールしてしまうかもしれない。



この二人、共通の敵が出来るとガチだ……

356話 兄の帰宅→←354話 天才と喧嘩



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
153人がお気に入り
設定タグ:ヒプマイ , 飴村乱数 , 中王区
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

椿(プロフ) - おもち。さん» コメントありがとうございます!返信遅くなりごめんなさい!ポッセ結成ですよ!ここまで書いて本当に良かった……本当に嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります (2021年7月2日 20時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - ついにポッセ結成まできましたね!がんばれ!← (2021年7月1日 8時) (レス) id: 51cba465c1 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - おもち。さん» コメントありがとうございます!低音ボイス私も大好き!可愛いとカッコいいの究極体! (2021年6月29日 6時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 乱数の低音ボイスすきいいいいいい (2021年6月28日 23時) (レス) id: 51cba465c1 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - おもち。さん» ごめんなさい!コメントありがとうございます!小声ボイス……良いよね最高壮馬様ですもんね。帝統はやっぱり騙されてばかりで面白かった!本当に遅れてごめんなさい…… (2021年6月23日 19時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:椿 | 作成日時:2021年6月2日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。