355話 決着の結託 ページ24
私はチェス駒を片付けながら、何か新しいゲームを考える。
三郎「ならチャイニーズチェッカーなんてどうだ?」
三郎がチャイニーズチェッカーの駒となるボールと盤を用意する。
二郎「ダメだ。運が勝負を決めるゲームにしようぜ」
三郎「あぁ、実力では勝てない低脳だからな」
二郎「んだと……いいぜ、チャイ……ネーズチャッカーだっけか?やってやるよ」
二郎は三郎が持っていた盤を奪い、テーブルに置いてあるチェス盤をどかす。
三郎「チャイニーズチェッカーだ!大体お前、ルール知ってるのかよ!?」
二郎「知ってる。ボールを陣地に運ぶ奴だろ」
「へぇ!面白そう。やろう!」
このギクシャクした状況の中で、チャイニーズチェッカーが始まった。
二郎「おい!三郎!お前のその駒さっさと退かせ!」
三郎「はぁ?お前がその駒を退かせば良いだろうが!」
盤の真ん中に貯まる駒。それは三郎と二郎の駒で動けなくなっていた。
私の駒はもう少しで移動が終わる。私の勝ちだな。
二郎「おい三郎……このままだと」
三郎「あぁ、不服だがお前に同意見だ」
ん?二人は何故か目を合わせると頷く。
そして、二郎と三郎は私の陣地付近に駒を動かして、自らの駒も少しずつとゴールに近づける。
「ちょっと!私の駒が動けなくなってるじゃ無いですか!?」
二郎「ハッハー!俺らに勝とうなんて10年早いぜ!」
三郎「ふん。10年後でも負ける気なんかしないけどな」
「あぁ!どうするんですか!?これ決着がつかなくなってますよ!」
私の遠い駒が動けず、他の駒を往復させる事しかできなくなった。
だが、二郎と三郎も駒を動かせば、私がゴールをしてしまう為、動かす事が出来なくなっている。
だからといって、私が遠回りしてでもゴールを目指せば、二人の内のどちらかがゴールしてしまうかもしれない。
この二人、共通の敵が出来るとガチだ……
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椿(プロフ) - おもち。さん» コメントありがとうございます!返信遅くなりごめんなさい!ポッセ結成ですよ!ここまで書いて本当に良かった……本当に嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります (2021年7月2日 20時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - ついにポッセ結成まできましたね!がんばれ!← (2021年7月1日 8時) (レス) id: 51cba465c1 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - おもち。さん» コメントありがとうございます!低音ボイス私も大好き!可愛いとカッコいいの究極体! (2021年6月29日 6時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 乱数の低音ボイスすきいいいいいい (2021年6月28日 23時) (レス) id: 51cba465c1 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - おもち。さん» ごめんなさい!コメントありがとうございます!小声ボイス……良いよね最高壮馬様ですもんね。帝統はやっぱり騙されてばかりで面白かった!本当に遅れてごめんなさい…… (2021年6月23日 19時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作成日時:2021年6月2日 14時