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346話 狂気のバトル ページ15

いつもの、総理の部屋の前まで来た。



党員「A様をお連れしました」



乙統女「どうぞ」



党員の方が扉を開けてくれる。



総理はいつも執務をしている机の横に立っていた。



乙統女「A、元気にしてましたか?」



「超元気です!総理」



私は飛び跳ねるように総理の部屋へと入った。



乙統女「こちらに座りなさい」



ソファーに座るように促され、大人しく言われた席についた。



乙統女「Aの元気な姿が見れて嬉しいです」



「私も総理に会えて嬉しいですよ」



乙統女さんは近くのティーポットを持ち上げ、紅茶を淹れてくれる。




乙統女「今日は随分と機嫌が良いですね」



「だって、初めて乱数と中王区に来れたんですもん!そりゃ嬉しくなりますよ」



総理は暗い表情をした。



やっぱり乱数の話題はまずいかな。



「そういえばこの間、帝統……さんと会ったんですよ」



流石に総理の前で呼び捨ては無理だ。



乙統女「報告は聞いております……全くあの子は」



総理は溜息を吐いてから、少し笑っていた。



総理にとって帝統はどんな存在なのだろうか。けど、ここで探りを入れる必要は無いよね。



紅茶の入ったティーカップを私の前に置くと、向かいのソファーに腰掛けた。



乙統女「本題に入りましょう。ディビジョンラップバトルをするにあたって、Aにお願いしたい事があります」



「お願いですか?てか、ディビジョンラップバトルって何ですか?」



総理は私と目を合わせる。



乙統女「貴方も一度見たでしょう。あの会場で山田 一郎と碧棺 左馬刻のバトルを……あれを中王区の収入源とする為、エンターテイメントとして提供するのですよ」



あれを、エンターテイメント?あの狂気のバトルが……手が震える。

347話 傷つけたく無い→←345話 ディビジョンラップバトル開幕



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椿(プロフ) - おもち。さん» コメントありがとうございます!返信遅くなりごめんなさい!ポッセ結成ですよ!ここまで書いて本当に良かった……本当に嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります (2021年7月2日 20時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - ついにポッセ結成まできましたね!がんばれ!← (2021年7月1日 8時) (レス) id: 51cba465c1 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - おもち。さん» コメントありがとうございます!低音ボイス私も大好き!可愛いとカッコいいの究極体! (2021年6月29日 6時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - 乱数の低音ボイスすきいいいいいい (2021年6月28日 23時) (レス) id: 51cba465c1 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - おもち。さん» ごめんなさい!コメントありがとうございます!小声ボイス……良いよね最高壮馬様ですもんね。帝統はやっぱり騙されてばかりで面白かった!本当に遅れてごめんなさい…… (2021年6月23日 19時) (レス) id: 0a94b6f111 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椿 | 作成日時:2021年6月2日 14時

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