けんかっぷる 【一瀬グレン】

episode 10. ページ12

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「俺が...心の底から欲しがってるもの..？」

『優が心から欲しがってるもの、それは...』






腰につけてた銃を抜く






『これでしょ？』

「...？」






銃を上に向ける


すると、ズズズという音がして私の鬼白利が現れた







「そ...そりゃあ...」

『私が契約してる鬼《白利(ﾊｸﾘ)》』

「ちなみに私のは《四鎌童子(ｼｶﾏﾄﾞｳｼﾞ)》ですよ〜」






優がキラキラした目でこちらを見ている






『一応 私もシノアも吸血鬼殲滅部隊の一員だからね、これくらいは持ってるよ』

「これが...」



「吸血鬼を呪い殺せる...鬼呪装備か...」






「これがあれば俺も一人で吸血鬼を殺せる」






...なるほど、協調性が全くないんだな






「いえ 一人じゃ無理です
そろそろちゃんと協調性ってものを覚えてください」

『シノアの言う通りだね』





うんうんと頷く






「おいA、それよこせよ」






刀を抜きながら馬鹿発言をする

さすがのシノアもぽかんと見つめてる






「それ持って俺は吸血鬼どもに復讐に行く」

『馬鹿なの？アホなの？他人が契約した鬼の武器は使えるわけないじゃん』






さすが馬鹿。驚くわ






「だったらその武器の実力見せてみろよ!!」






ダッかけてくるバカ優

ぶっ叩いてやろうか






『一般装備で鬼呪装備と戦うなんて無理に決まってるでしょ』






はあ、とため息をつく

ぶっ叩くしかないか






『白利〜、遠慮なしに叩いて』

「へっ？そっちも動くのかよ!!」






対応しきれなかった優は白利に叩かれフェンスに押し付けられ

苦笑いをし、その場にへたり込む



ざまぁみろ







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赤葦誕生日おめでとう！
夜久さんの次に好き！
((作者はHQクラスタでもある))

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