治療の為冷凍保存された推しと、推しと14歳差の私【黄】

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Aside



大好きなすとぷりの動画に推しが出なくなって一週間が経った。


歌ってみた動画も投稿されていないし、
推しは、るぅとくんは、冷凍保存されたんだという気持ちに陥る。


冷凍保存で生きてくれてるなんて最高とか思ってた私が馬鹿馬鹿しい。


もう推しの声はきっと長い間聞けないし、ライブへ行けても姿が見れなくなる。



『…私がまだ小学四年生のお子ちゃんじゃなかったらなぁ…、』



ライブも行けて、推しの姿と歌声が生で聞けて。

きっと最高。



｢貴方が生まれてきた時、るぅとくん？っていう人は14ね。

　貴方の幼馴染も14。ミラクル｣


『…え？急にその話？』


｢いやぁ、ちょっと調べてたのよねー｣



歳の差泣けるっ。

14歳差だと？！


これもう運命の恋…とかできないじゃん。


リアコじゃないんだけど｡



『…推しに会いたい…』


｢まぁまぁ、明日貴方の幼馴染が冷凍保存されている場所に行ってみましょ｣


『普通そういうのって冷凍保存される前に行くよね？』


｢仕方ないじゃない。もう知った頃には冷凍保存されてたんだから｣


『…ふーん』



まぁ、冷凍保存されている人間は興味ある。



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