魔女の生まれ変わり。【stxxx】

８話 ページ9

Aside

探し出してからはや、三日。
さとみに片っ端から女の子をじゃんじゃんあげてるんだけども、全員違うと。

『いない、…』

さ｢はっ、だぁから言っただろ？お前しかいないんだよ｣

『え、告白？』

さ｢ちげぇよ｣

ていうか、さとみが魔女の手下なら人間じゃないわよね。
いや、童謡は手下は人間だったっけ。

『さとみ、魔女の手下なら貴方なに？』

さ｢なにってなんだよ｣

『ほら、あの巨人とか、死神とかあるじゃない？』

さ｢あー、俺はー、…｣

焦らしてきたな、この美顔馬鹿。

さ｢…なんだったっけ｣

『…は？』

え、この馬鹿忘れたの？
え、こんな馬鹿いる？

髪の毛が桃色なだけのただの馬鹿？

さ｢嘘だよ、覚えてるに決まってんだろ｣

『ふぅ、』

さ｢えっとな、…あれ、｣

『っはぁ？！本当に覚えてないの？！馬鹿なの？！馬鹿よね？！』

さ｢自己解決すんなよ｣

じゃあ教えなさいよ。
そう言おうとしたがやめる。

だってコイツ、本当に覚えてなさそう。
今本当に考え込んでる。

馬 鹿 な の ？

『え、なんでこんな馬鹿が魔女の手下…？』

さ｢お前失礼じゃね？｣

『馬鹿に馬鹿って言ってなにが悪いのよ』

さ｢馬鹿って言う方が馬鹿なんですぅ｣

『あ、馬鹿って言ったからあんた馬鹿ね』

なーに、馬鹿な争いしてんだろ、私達。

ていうか、この馬鹿ほんとに覚えてないの？

お願いだから覚えててよ…。

さ｢えー、俺の…種族？あれ？まぁ、はい、種族は……｣

人間よね、？

さ｢精霊でした…！！｣

ああ、だから

さ｢透明になって人を殺すことができたんだよ｣

やっぱ、役人殺したのコイツか。

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