アルターエゴ (ページ4)

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2話ページ4

旧校舎、女子トイレ。

コンコンコン

寧々「花子さん花子さん、いらっしゃいますか？」

「たのもー！」

シーン

寧々「いないね」

「やっぱりウソだったんだよ」

？「はぁい」

背後からそんな声。

寧々「いやぁぁっぁぁ！」

「うわぁぁぁっぁぁぁ！」

2人して悲鳴をあげると何処からともなく笑い声が聞こえてきた。

久作『大丈夫？』

(多分、大丈夫,,,,)

寧々「,,,,誰？」

いつの間にか目の前に昔の制服を着た男の子がいた。

？「俺は怪異さ。学園七不思議が七番目『トイレの花子さん』よろしくね」

寧々「ウソ,,,,おかっぱは！？赤いスカートは！？」

花子「そうゆうの流行らないんだよね～」

「流行り！？幽霊にも流行りがあるの！？」

久作『,,,,』

(久作,,,,？)

花子「確かに俺は男だよ、でも性別以外は君達の聞いた噂通り。何か１つを代償に願い主の願いを叶える」

願い,,,,願いかぁ,,,,

(ねぇ、久作はもし願い事が叶うなら何を願うの？)

久作『僕はAとずっと、ずぅーっと一緒にいたい』

(私も！)

花子「せっかく呼ばれてあげたんだから聞かせてよ」

花子さんはノートを取り出した。

寧々「高等部1-A。八尋寧々！願い事は今すぐ好きな人と両想いになること！」

花子「ヤシロね、願い事は恋愛成就っと,,,,君は？」

鉛筆で私を指した花子さん。

「寧々と同じく高等部1-A、相川A。願い事は,,,,分からない」

花子「アイカワね。願い事がないのに俺に会いに来たの？」

寧々「Aは私の付き添いなんだ」

花子「へー,,,,」

花子さん、ごめんね。願い事はもう叶っちゃたんだ。

久作『僕が叶えたんだよね！』