11話 ページ13
お昼時、自室に戻ろうとしたら耳をつんざくような悲鳴が聞こえてきた。
昨日、千影幹部とまーくんが捕まえた捕虜だろう。
可哀想に、相手が悪かったね,,,,。
担当は千影幹部,,,,本当に御愁傷様です。
あの2人が担当した捕虜で情報を吐かなかった人っていないんだよね〜,,,,。
悲鳴は絶えなかったので、本部内にある食堂に行くことにした。
食堂。
「久々にお雑煮食べたかもしれない」
咲真「よく食べれるよな〜,,,,」
たまたま鉢合わせたので向かいに座ってお雑煮を食べる。
まーくんは
「よく食べれるよね、そんな辛いの」
咲真「そう?普通に俺は好きだけどなー」
やべぇ
咲真「今夜、任務ないなら焼き肉屋に行くか!」
焼き肉,,,,!?
目を輝かせると「昨日のお礼だ!」と眩しい笑顔で言われた。
「行く!!」
任務は12時からだから全然OK!
「楽しみだな〜!」
咲真「良かった」
その時、ホタテパスタがまーくんの隣に置かれた。
座っていたのは千影幹部。めっちゃ気まずい,,,,。
咲真「昨日の捕虜、情報吐いたー?」
千影「嗚呼、きっちり吐いてくれた。今は寝てる、もう目覚めることはないがな」
千影幹部の言葉に恐怖を覚えた。背筋に何か冷たいものを感じた。
咲真「そっかー、死んだんだ。少々痛め過ぎたんじゃない?」
千影「そうか?いつも通りの加減だったけどな」
咲真「指揮官だって言うからもう少し保てるかと思ったのに、呆気なかったんだ」
千影「残念だよな」
まーくんも千影幹部もあぁ、この人達はやっぱり幹部なんだと改めて思い知らされる。
お雑煮はさっきまで温かかったのに今はすっかり冷えてしまっていた。
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ハビクロ(プロフ) - もっと続きが読みたいです! ハラハラドキドキしながら読みました! (3月18日 12時) (レス) id: 8a5b7d339e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タタリ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masoradayoyo/
作成日時:2023年11月24日 23時