ホークアイズの記録者は依頼でヨコハマに行ったら勧誘された

31話 ページ33

電柱の陰から結人くんと一緒に見守る。

秋雷に変装した恵吾くんに誰かが忍び寄る。

ストーカーが恵吾くんに触れ、その手を恵吾くんが掴む。

ストーカー「捕まえた！アキラたん,,,,あれ？僕のアキラたんじゃない？」

恵吾「汚い手で触んな！！」

ストーカー「誰だお前！,,,,ひっ」

恵吾くんの圧力でストーカーは腰を抜かす。

結人「ごめんなさい。恵吾くんちょっと女装のせいでイライラしててWWW」

「ごっ、ゴリラが女装WWW」

恵吾「笑うな。くそっ、雷夏のやつ。こんな格好させやがって,,,,」

ストーカー「どっ、どうして,,,,僕のアキラたんは！？GPSの位置は確かに此処を指して,,,,」

結人「GPSなんてとっくの昔に回収してますよ？」

「そーそー、ちなみにデータはネストに送ったからね〜！」

ストーカー「ネスト！？どっどうして,,,,」

「あれ？知らなかった？私、ネスト序列21位『ホークアイズ』記録者の一ノ瀬Aだよ〜！」

自分がした犯罪行為を自覚してもらう為に『ワトスンノート』を出してヒラヒラ見せる。

結人「ネストは名探偵によって正義の為に設立された崇高の組織なんです,,,,！その権力はあくまで市民の安全を守るため。それを最も自覚しているのがネストなんです！自分の友達にネスト所属者がいるなんて、自分は幸せ者です,,,,！」

「お〜,,,,結人くんのスイッチ入っちゃったよ〜,,,,」

約５分ぐらいネストについて語ったあと、結人くんは呼吸を落ち着かせて話し出す。

結人「えーと、GPSの話でしたよね。回収したGPSを恵吾くんに付けて囮に使ったんです」

ストーカー「そっそんな,,,,」

「ドンマイ☆」

結人「察しが悪いですね。雷夏くんが自分とAさんに協力を頼んだ時点で貴方を捕まえるまでの筋書きはできていたってことです」

「貴方の素性はすでに把握してるよ？PTA会長さん？」

ちなみにストーカーさんの個人情報もGPSのデータと一緒にネストに送り付けといた。

ストーカー「どうしてそれを！」

「私達は素性を把握した上で警察に突き出す為の確実な証拠を集めてたんだ〜！」

結人「ちなみにこれ、貴方の部屋ですよね？」

結人くんがストーカーさんの部屋の写真を見せる。

ストーカー「僕の部屋！？」

結人「まさか自分は盗撮されてないとでも思ってたんですか？」

ストーカー「まさか僕の家に侵入を！?」

「そんな面倒くさいことしないよ〜」

結人、A「貴方のPCを,,,,ハッキング／させて頂きました／しただけだよ〜！」

32話→←30話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す