ホークアイズの記録者は依頼でヨコハマに行ったら勧誘された

24話 ページ26

フジサキ「は？意味わかんねぇ」

枯柳「もう１つ理由はある。ムロキの解剖所見が届くのを待っていた」

イスルギ「何！？」

枯柳「最後の謎、『何故ムロキは事故を起こしたのか』その答えがムロキの体から検出された。どうやらムロキは睡眠薬を飲まされていたようだ」

「車にあったペットボトルから同じ睡眠薬が検出されたんだって」

睡眠薬は解剖所見が届くまで分からなかったけど,,,,。

イスルギ「,,,,まさか！！」

イスルギさんは何かに気が付いたようにフジサキさんを見た。

フジサキ「ムロキも邪魔だったからなぁ,,,,ケージは俺の正体に気付いてゆすって来やがった。だからイスルギさえ消えれば全て思い通り,,,,だと。ケージを唆(そそのか)して、イスルギの逆鱗(げきりん)に触れさせた」

中々酷い理由だった。聞いてて反吐が出そうだった。

「そんな,,,,そんなことで,,,,人の命を何だと思ってるの！？」

フジサキ「何？説教？」

フジサキは開き直っていた。

フジサキ「ムロキが絡んで来たのは予想外だったけど、アイツも俺を疑っていたから、揃って始末するには丁度良かったよ」

イスルギ「フジサキィ！」

イスルギさんはフジサキさんに殴りかかった。

バンッ。

「えっ,,,,」

イスルギ「あっ,,,,ぐっ,,,,」

隠し持っていた拳銃でフジサキさんはイスルギさんの肩を撃った。

瑠衣「イスルギ！！」

「てっ、手当てしないと！！」

枯柳「金回りが良いのは知っていたが、まさか銃まで持っているのか」

フジサキ「次はお前だ、名探偵さん」

拳銃を仁に向けるフジサキさん。

仁「馬鹿な奴だ,,,,」

フジサキ「同感だ。気が合うじゃねぇか」

仁「,,,,ふっ」

フジサキ「あ？何余裕ぶっこいてんだよ。テメェは今から俺に」

瑠衣「無駄だ。止めとけ」

「怪我したいならどうぞご勝手に。まぁフジサキさんが負けるけど〜！WWW」

仁「１つ聞くが、そんな物で俺を殺れるとでも？」

フジサキ「死ね！！」

フジサキさんが発泡させる前に仁がフジサキさんを取り押さえる。

フジサキ「がはっ」

瑠衣「腕の筋肉の動きで、発泡のタイミングが分かる」

「千里眼には通用しないよ？せめて私達を狙ってたら良かったのに」

枯柳「逆だろ？フジサキがAを狙っていたら、フジサキは一生後悔することになっていたな」

無事に事件解決。

仁「腹減った。ナポリタンが食べたい」

瑠衣「はぁ！？ふざけんな！！」

「えっ、いちごクレープは！？」

枯柳「やれやれ」

25話→←23話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す