【銀魂】高杉晋助と5歳の少女４

キラキラ ページ14

高杉side




A《キラキラキラキラ…》






高「…」




さっきから俺の前で






チラシを持って目を輝かせ








俺に『なにか』を期待しているAを








俺は無視し続けていた








《バサッ！》






Aはもう一度チラシを





俺に見せると






《キラキラキラキラ》







また俺に『なにか』を訴えてきやがった







高「…言いてェ事があんならしゃべれ」









まァ…こいつが言いたいことは









チラシを見ればわかるがなァ…








A「ゆうえんち！！」






高「…」





高「…それがどうした」






A「行きたい！」








…そう





Aが持っているチラシには





《いざ、ゆうえんちへ！》




遊び場の広告が載っていた




それを見たAは







黙ったままずっと俺に『つれてけ』と







訴えていたワケだ









高「…行かねェ」








俺がそう言うと









A「《ムッ》」









Aはふてくされた顔をし








A「いーきーたーい〜！
いきたいいきたいいきたいいきたい…！」








床に転がり込み駄々をこね始めた







《…サッ》






A「…！」








俺がそんなAを無視して








部屋から出て行こうとすると









《ガバッ！》









後ろからAが起き上がる音が聞こえた









と思えば








A「ねぇどこ行くのっ、ゆうえんちはっ？」









俺の足元にしがみついてきやがった








続く

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