侍少女は番外編へ 2

4 ページ27

『ち、中也さん？』



ちょっと動くな、そう言って首元に手を回したままの状態になった。



目の前には整った顔をしている中也さん。
今にも息がかかりそうな距離だ。


……いつも思うけどほんとこの世界の人達美形だなぁ。

どうしたらこんなイケメンに産まれるのよ何食ってんの。


そう思っていると中也さんとの目がバチッと合った。



中「……んだよ」


そう言って頬少し赤く染める。




『いや、本当に美形だなぁって思いまして。』


そういうとより顔を染め上げそして少しぶすっと言う顔をして私の方を見つめ返した。


中「手前、それ誰にでも言ってんじゃねぇよな？」




『？あったりまえじゃないですか。そこら辺の人にも言ってたらただのビッチでしょ。』




純粋美咲ちゃんはそんなことしません←


中「……ならいい。…ほら、できたぜ。」



そう言って中也さんは私から離れた。




少し違和感のある首元を見てみると、、





『………わ、、綺麗、。』



オレンジ色の下宝石が着いている可愛いネックレスが首元に合った。




中「手前に合うと思ってさっき土産屋で買ってきたんだ。ここの水族館そーゆーのも売ってたからな。」



そう言って微笑んだ。




『……いいんですか？こんなに高そうなもの。』



中「俺がやりたくてやったんだよ。……タイプじゃなかったか？」






『まさかそんな！……すっごい可愛いです。…中也さんの色みたい』




そうつぶやくとグッとこらえる声が聞こえた気がする。






ここの世界に来てから貰ってばかりだな、そう思いながらネックレスを見つめる。



『ありがとうございます。中也さん。大切にしますね。』




中「……おう」

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す