侍少女は番外編へ 2

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『わぁー！！かわいいいい！！』



目の前のペンギンちゃんをつんつんと触る。

そうすると頬を擦り寄せて来た。


待って天使←



『中也さん中也さん！！可愛い！！ほら見て可愛い！』




中「わかったわかった。たしかに可愛いな(手前の方がかわいいっつーの)」




ーーー



『わああああ！！！！イルカ！！こんにちは！！イルカちゃん！！！』




中「お、こいつめっちゃいい子じゃねぇか。言うことすげぇ聞く」




ーーー



『え、美味しそう、、』



中「おまっ、こんなところで食欲発揮すんなよ、、、。」




『えへへへ、、つい笑』


中「ン"ｯ(可愛いかよ、、！！)」








それからあっという間に時は経ち、日も沈み始めた。






『中也さん！最後に観覧車乗りたいです！私乗ったことないんですよ〜！！』





中「ははっ、そうだな。わかった。乗ろうぜ。」




そう言って2人で観覧車に乗り込んだ。








『わぁ、、、綺麗、、。』



観覧車が上へ行くほどにヨコハマの美しい景色が広がる。




あぁあれはポートマフィアのビルだな、あそこら辺探偵社か？そう思いながら周りを見渡す。








中「んなに喜んで貰えるなら誘ってよかったぜ」


そう言って外を見ていた私の頭をぽんぽんっと撫でる。





『ほんとに楽しかったです！ここ、ずっときたいなって思ってたし、水族館自体初めてだったんです。ここに来れて本当に良かった。ありがとう、中也さん。』



中也さんの方に向き直り、そう無邪気に笑う。




すると中也さんは目を見開き、照れくさそうに頭をかいた。






中「俺もここに手前と来れてよかったよ。こちらこそサンキュ、な。」



そう言ってこっちにこい、と中也さんは言った。





『？』





不思議に思いながら中也さんの方に近寄ると後ろに手を回らせた。

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