侍少女は番外編へ 2

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だいぶ歩いたあと



『中也さん、ありがとうございます。』





中「…いや、礼を言われることなんてしてねぇよ。遅くなって悪かったな。」




『いえ。嬉しかったので。お仕事お疲れ様です。………それにしても、俺の女かぁ。キュンってしましたよ。かっこよかったです。』




中「っ！！………そうかよ。」



耳まで赤くした中也さんがそこにはいた。



………え可愛い()







それにしても中也さんの私服、初めて見たかも。





白いティシャツに黒のジャケット。
黒のパンツに洒落た靴。


『今日の格好かっこいいですね。まぁ、いつもか()』




中「っ！！！……ったく、お前って本当に、、」


そう言って彼は頭を抱えた。


……え、なぜ()






握っていた手に力を込めたと思えば中也さんはバッと顔をあげた。





中「……お前も今日の服、似合ってるぜ。可愛い。」

そう言って優しく彼は微笑んだ。






『………へ』






ボンッと大きな音を立てるように熱が上昇するのがわかった。




………慣れてない。




中也さんはしてやった、という顔をして笑っていた。






中「…んじゃ、行くか。」





『…はい！』








今日は、中也さんとのお出かけだ。






……



数日前。









夜、書類を片付けていると1本の電話があった。







……あれ、中也さん？




『どうしましたか？中也さん』


ピッと電話をとり、そう聞く。




中「…あー、おう。美咲、今、ちょっといいか？」




『？はい。』









その電話の内容は来週の日曜日出かけないか、という内容だった。









『全然いいですよ！最近仕事漬けだったので私もお出かけしたいです。』





中「ほんとか！！！………良かった。どこ行きたいとかあるか？」




『んー、、行きたいところ、、か、。……あ、最近できた水族館いきたいです！！』




あそこ観覧車もあるしペンギンとイルカと触れ合えるから行ってみたかったんだ。





中「あぁ、あそこか。了解。10時に時計台で待ち合わせな。楽しみにしてろよ。」




『ふふふっ、はい。楽しみにしてますね！』









こうして私は中也さんと出かけることになったのだ。

3→←幹部様とお出かけ。

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