ちょっとだけ【東海オンエア】 (ページ6)

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次の日の朝いつも通りとしみつと登校

と｢昨日花…｣

“やっぱなんでもない”そう言って携帯をいじり始めた

｢なにー？そこまで言ったら気になるかや。言ってや。｣

例えとしみつが他の子が好きでも私にとってはこの朝の登校の時間は貴重だったから有効活用したい。

と｢りょうと2人で帰ってたでしょ？｣

携帯をいじりながら私には一切目もくれず聞いてきた

｢帰ったよ、？｣

私はちょっとだけ期待をした

2人で帰らないで。とか

ちょっとヤキモチ妬いた。とか

でもそんな期待も儚く散ってとしみつの口からは

と｢2人付き合ってんの？｣

｢…え？｣

と｢何か仲良さげだったから｣

と｢りょうのこと好きなら教えてくれたっていいじゃん。｣

なんで？違うよ？

なのに私は可愛くないから否定するどころか

｢としみつだって！としみつだって…｣

と｢俺がなんだよ。｣

｢…好きな人居るなら教えて欲しかった。｣

これ以上一緒にいれば私は苦しくなりそうでその場から早くいなくなりたい。そんな気持ちだった

と｢はぁ？俺の好きな人聞いても何も得せんだら？｣

何で私もっと可愛く否定できないんだろう…
これじゃまるで認めてるみたいじゃん。

｢もうええわ！としみつなんか知らん！｣

自分でもびっくりするくらい声を荒げてとしみつの前から逃げてしまった

こんな時までワガママだから少しは追いかけてくれるかな。とか考えてしまう私ってどこまで貪欲なのだろう。