検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:73,660 hit

10. ページ10

.


て「ジョジョの最新刊ちゃんと渡せよ?」


てっちゃんのおかげでなんとか元気になった私


「うん分かった、気を付けて帰ってね」


手を振っててっちゃんを見送った


なのにてっちゃんはまた戻ってきて


て「応援はしてないからな!!花は俺のだからな!ってとしみつに言っとけよ!」


そう言って颯爽と走って帰るてっちゃんに面白さしかなくてクスクス笑いながら手を振った



ジョジョの最新刊を握りしめて家に入ればお母さんがリビングから走ってくる



「ただいま、なにそんな慌ててるの?」



『あんたとしみつくんお部屋に居るから早くしなさい!!』


え?としみつが私の部屋に?


階段を1段また1段と上がる度に心拍数は跳ね上がる



何で今来るの?余計としみつが分からないよ。



部屋のドアを開けるとそこには携帯をいじるとしみつが座ってた



「何してるの?」



と「ちょっと話があってきた」



「私は話すことないよ。」



また棘のある言葉を投げる。



“ちゃんと向き会わなきゃダメだら”



てつやの言葉が脳内で繰り返された。



と「俺は話したい。」



「しつこいよ…私はない。」



こんなこと言いたいわけじゃないのに思うように素直な言葉が出ない。



「これ、てっちゃんから。ちゃんと渡したから帰って」



と「俺に好きな人いるって聞いたの?」



「聞いたけどなに?私には聞かれちゃまずいの?」



と「いや、違くて」



「もういいよ、後輩ちゃんでしょ。可愛いもんね!としみつのタイプそうだもんね!」



と「話聞けって」



「聞いたところで私には何も無いでしょ!早く帰ってよ!」



ムキになって可愛い言葉ひとつも出ない。



としみつをただ困らせる私はとしみつを部屋から追い出した。



と「また来る。おやすみ」



階段を降りる音を聞いて私は泣き崩れた




「ごめんね、、としみつ、、」

11.→←9.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
130人がお気に入り
設定タグ:東海オンエア , YouTuber , YouTube
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:叶芽 | 作成日時:2019年6月15日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。