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「毎朝早く出勤してるのになんで救護室で寝たりするんですか」
飲み終わった空の缶コーヒーを捨て
煙草を吸おうとポケットに手をやって「あぁ、禁煙中だった」
と独り言を呟く大野さんに問いかけた。
智「花の水やりやってんの」
「花…」
確かにオフィスは風が吹き抜ける作りとなっていて
窓際にある広いバルコニーにはたくさんの花がある。
智「そ。それに毎朝水やってから眠くなって寝てる」
「寝るなら早朝出勤する意味あるんですか？(笑)」
智「まぁそれが意味あったりするんだよ。意外と」
「絶対ないですよね」
智「あるよ」
「花…好きなんですか？」
智「何その顔。めちゃくちゃ俺のこと疑ってんな(笑)」
バルコニーにある花は花園と言ってもいいくらいのクオリティで
大野さんが一人でやりそうにないイメージ。
「ガーデニングが趣味とかですか？」
と大野さんのことが知りたくて
別の質問をしてしまった。
でも大野さんは「んー…」と下唇を噛んだだけで
智「趣味と言うより習慣だな」
とだけ答えてくれた。
「なるほど…」
智「ぜってぇ納得してねぇ(笑)」
「だって、大野さん絶対花好きじゃない」
智「俺のことどんなヤツだと思ってんの」
「私には習慣の意味が分かりません」
智「まだまだガキには理解できねぇってことだ」
突然 大野さんが私に近づく。
距離が縮まる。
大野さんの顔が私の目の前に、視界にいっぱい。
よく見ると大野さんの顔はやっぱり整っていて、
すらっとした鼻筋、綺麗な二重幅、長いまつ毛…
わ、私…キスされる…！？
智「こうやって新人の子がかける掃除機の音で起きるのも習慣」
目の前にはホコリ。
「え…」
智「今日はAちゃんが掃除してくれたの？髪の毛についてたよ」
恐らく私の髪についていたホコリは大野さんの指に挟まれている。
「ありがとね」とだけ言って大野さんはオフィスに戻った。
…変な期待をしてしまった。情けない。
そんな恥ずかしい思いとは裏腹に私の心臓は素直で
さっき鎮めたばかりなのにバクバクと血液を勢い良く循環させた。
顔が熱い。
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A吉(プロフ) - ちぃさん» こんばんは、コメントありがとうございます。昨夜は無事に眠れたでしょうか？(笑) ありがとうございます。更新頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。 (2020年2月10日 20時) (
レス) id: 8b4de81630 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - A吉さんこんばんは。か、か、かずくん！？って感じで頭が混乱して眠れそうにないです笑。ドキドキで更新待ってます！ (2020年2月10日 1時) (レス) id: a8903bcd8d (このIDを非表示/違反報告)
A吉(プロフ) - まめさん» コメントありがとうございます。ハニキス！！お話のページも最後まで読んで頂きありがとうございます(TT)更新頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。 (2020年2月9日 16時) (レス) id: 8b4de81630 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - ハニキス！とても面白いです(*^^*)大野さんの大人の格好良さに惚れました！更新楽しみにしています♪ (2020年2月9日 16時) (レス) id: a8903bcd8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A吉 | 作成日時：2020年2月3日 19時
