[銀魂] ヤンデレ束縛土方くんpart2

53ヤンデレ ページ27

．


貴「副長…うそですよね、副長!!」


あたしを庇って腹部から大量の出血をしながら
倒れた副長を必死に抱きしめて大声で叫ぶ


土「すま、ねぇ…俺、は……」


「やった…、やったぞ!真選組鬼の副長の首!とったぞ!!」


狂気まがいに笑いながら浪士はこちらを指差す


．


そんな声よりも、あたしは副長を助けることに必死で…


貴「副長…、冗談ですよね…」


土「も、俺ァ…ここまで、だっ…」


貴「…さい」


土「最期に、しん、せ…みの、副長と、してじゃ…なく、ただの男として…言いてぇ、こと…っ、が…」


貴「…めてください」


土「A…、俺ァ…お前を…」


貴「やめてくださいって言ってるのがわからないんですか!!!」


大声で叫びながら、あたしは大粒の涙を流していた


貴「副長…最後まであたしを護り抜くって言ったじゃないですか…!」

土「すまねぇ…その、約束…守れそうにねぇわ…」


貴「嘘ついたらだめだって…副長、いつも言ってたじゃないですか…!!」


震える声を必死に繋ぐ


土「A…」


副長は、震える手をあたしの頬に差し伸ばし
あたしの肌を触った


土「ごめんな…」


貴「いや…、いやだ…そんなの、絶対いやだ…」


土「俺が、死んでも…ちゃんと仕事、しろ…よ」


貴「嫌だな…変なこと言わないでくださいよ…」


土「…A」


貴「ねぇ…副長、やめてよ…」


土「_____」


．


小さく口を開け、なにかを口にしたと思ったら

そのまま目を閉じてしまった副長


．


貴「副長…?ねぇ…うそでしょ…?」


．


．


どんなに叫んでも


どんなに泣いても


どんなに悔やんでも


あなたは帰ってこない


．


貴「__________っっっ!!!!!!」


．


『愛してる』


．


副長は、帰らぬ人となった


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