47cm差です5【江口拓也】

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江口「ちょっと一服してくる」








そう言って脱ぎ捨てていた服を着直すと煙草を持ってベランダへ行った
私も服を着てシーツに身をくるみベランダへ行くと気を使ったえぐが煙草の火を消そうとしていた









貴方「消さなくていいよ」

江口「煙くない？」

貴方「大丈夫」









もう一度煙草を吸い始めるえぐを隣でジーッと見つめた

私は両親も煙草を吸っていなかったしもちろん自分も吸ってないから今まで煙草を吸ってる所を見る機会が無かった
だからか余計珍しく感じてしまいなんとなく気になって見てしまう









貴方「それって美味しいの？」

江口「吸ってみる？」








そう言われて好奇心から頷くと吸っていた煙草の吸口を向けてくれた
恐る恐る口を近づけて少しだけ吸ってみるとなんとも言えない不快感が口の中を通った









貴方「ゴホゴホッ…まっず！なにこれ無理！」

江口「いひひっ笑 お子ちゃまには早かったか〜」








からかわれてムキになりえぐの煙草の箱を奪い取り1本取り出すとそれを取り返されてしまった









江口「ごめん嘘、吸わなくていいんだよこんなの」

貴方「じゃあなんでえぐは吸うの？」

江口「1回吸ったら辞められないってやつ」

貴方「そんなに不味いのに？」

江口「んー、まあね〜？」

貴方「ふーん…でもえぐってあんまり吸わないよね？」

江口「そこまでヘビースモーカーじゃないからな〜、ご飯食った後とか吸いたくなるくらい」

貴方「へ〜」









フゥーっと煙を吐くえぐがなんだか色っぽくて無意識にボーッと見つめていると顔を向けて怪しい笑みを浮かべた









江口「運動後の一服も最高」

貴方「さすがエロガッパ」









煙草なんて今まで1ミリも興味無かったけどえぐが吸ってるの見てると気になってしまう
でもこの先吸うことは絶対無いだろう。さっき思い知ったから

煙草なんてただ臭いだけだし体に毒じゃん。
でも煙草を吸ってるえぐの横顔を見るのは嫌いじゃないんだ。









貴方「煙草ってなんでこんなに臭いんだろうね」

江口「さあな〜？」

貴方「…でも煙草吸った後にするキスは結構好き」

江口「誘ってんの？」

貴方「どう思う？」









えぐに顔を向けるとクスッと笑って煙草の火を消し唇を重ねてくれた
ちょっとだけ苦いこのキスが私は結構好きなんだ。









江口「もっかいスる？」

貴方「遠慮する」

江口「残念」








体力無いくせに。笑








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