私は貴方と_____ ページ40
翌日の昼休み、私は矢張り茅野ちゃんと昼御飯を食べて居た。
「ねえ、そのお弁当、この間言ってたお兄さんに作ってもらったの?」
興味津々の彼女に、私は一瞬の迷いもなく答える。
『否・・・彼氏』
悪戯っぽく笑ってみる。すると茅野ちゃんは「えぇえぇええ！？」と大袈裟に驚いた。
「何でよAちゃん！ついこの間『私は彼氏居ない歴=年齢だから』って言ってたじゃん！これは裏切りだ〜！」
割と真顔なのが怖い。私は『はいはい』と笑って答えながら、彼が作った一寸しょっぱい卵焼きを口に運ぶ。うん、矢っ張り此の位の味付けが丁度好い。
「ねえ、相手誰?ねえねえ、誰?っていうかどっち?」
私は茅野ちゃんの言葉が聞こえない振りをしてそっぽを向く。すると視界に、見馴れた黒帽子が入る。
『茅野ちゃん、私一寸行って来るね』
「どこに！！」
茅野ちゃんの突っ込みは勿論無視して()私は上機嫌でその黒帽子の元へ向かう。
『中也君！やっほ〜！』
「ンだよA、御機嫌かよ」
呆れた様に私を見る幹部、否・・・中也君は優しい目をして居る。
『今日の弁当が美味しかったものでね』
「そうか、そりゃ光栄だな」
素っ気なく返事しては居るけど、何時もより一寸嬉しそうな顔に、私の顔も自然と緩む。
「教室で堂々とイチャイチャしてんじゃないよ、お二人さん?」
意地の悪い声にそっちを向けば、面白そうな顔でスマホを向けるカルマ君が居る。
「はい証拠写真ゲット〜。これで卒業まで弄ってあげるからね〜」
ククッ、と笑うカルマ君に、悪魔の角と尻尾の錯覚が見える。
『うわ！カルマ君！悪魔！悪魔が此処に居る！』
飛び掛かろうとすると、すいっと避けられて転けそうに成りそうになる。
「ま、精々お幸せに」
嫌味ったらしい云い方の割にその言葉は、やけに素直に聞こえた。
私は一つ溜め息を着き、隣に居る中也君を見る。
・・・ねえ中也君。
私は貴方が居れば、此の先どんな任務でも困難でも、何とかできると思うんだ。
だから、だから・・・ずっと、隣にいてね。
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☆天香☆ - ちゆき♪☆さん» 確認しましたが、確かに「ベイビー」でした！ボカロ好き故にドヤ顔で使ったのですが、間違えていたと知りお恥ずかしいです・・・修正させて頂きました、申し訳ありません！ご指摘ありがとうございました！ (2019年12月1日 20時) (
レス) id: a8fcda6e2a (このIDを非表示/違反報告)
ちゆき♪☆ - 18ページのロキの歌詞、ベイベーではなくベイビーでは？間違っていたらすいません。 (2019年11月30日 21時) (レス) id: 61c2bf0dba (このIDを非表示/違反報告)
☆天香☆ - 梓季さん» 俺自身もあそこは非常に楽しく書かせて頂いたところですww同じく楽しんで下さった方がいて嬉しいです！学校始まったので頻度落ちると思いますが更新頑張ります！ (2019年8月29日 19時) (レス) id: a8fcda6e2a (このIDを非表示/違反報告)
梓季(プロフ) - 中也もカルマも大好きなので2人が喧嘩してるのが想像出来すぎてニヤニヤしてしまいます(￣∇￣)これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年8月28日 20時) (レス) id: ae84a91129 (このIDを非表示/違反報告)
☆天香☆ - 西園寺氷空音さん» か、感激です・・・！本当に嬉しいです！ありがとうございます、更新頑張りますね！ (2019年8月23日 13時) (レス) id: a8fcda6e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆天香☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amaka00/
作成日時：2019年8月1日 14時
