【文スト×暗殺教室】転校生はマフィアの潜入捜査官でした。

兄貴設定は何処へ・・・ ページ22

中原幹部が運転するバイクは、もう何と云うか、糞疾い。


『中原幹部！疾い、疾過ぎです！』


私、こう見えて絶叫系苦手なのだ。現に私は今、幹部の腰に腕を回してギャアギャア騒いで居る。



「うっせえ、ゴチャゴチャ云うな。其れと、Aに一つ云いたい事があるンだが」



当の幹部は、騒ぐ私を酷く迷惑そうに見て居る。



『な、何ですかァィヤァァァァ！』



台詞が途中で絶叫に変化したze☆



「“中原幹部”は止めやがれ」



中原幹部が、フン、と鼻を鳴らす気配がした。



『ほえ?』



要求が予想外の方向から過ぎて珍妙な声が出た。



「変な誤解はすんじゃねえぞ、手前に名前で呼んで欲しい訳じゃねえ。ただ、護衛の時生徒に会ったとして、Aが俺の事「幹部」なんて呼んでりゃ中学生でも怪しむだろ」



ああ成る程そう云う事でしたか・・・



でもそういう云い方するとツンデレ呼ばわりされるのがオチだと思u・・・止めておこう。



『りょ、了解です。ええと、では・・・おにぃちゃぁん☆』



キキキィィィ！！！



中原幹部は急ブレーキをかけた。



だよな！そりゃ怒るよな！私が中原幹部の立場でも怒ってるもん！




『済みません、ウソウソ、嘘です！冗句です！』




「ああ、本気だったら殴り殺してる処だ」



冗句ですよね・・・?と聞きたいがとても聞けない。



何せ目が真剣(マジ)だ。



「少なくとも「おにぃちゃぁん☆」は止めろ。次云ったら手前をバイクから振り落とす」



『申し訳御座いません其れは止めて下さい』



絶叫無理だから。



『えっと、では、呼び捨ては流石に烏滸がましいので、「中也君」で如何でしょう』



「ンじゃ、其れで善い。あと敬語無しな、不自然だから」


・・・何ですと・・・



２日目で此の疲労感。大丈夫か。



私よ、生きろ。

茅野ちゃぁん・・・→←モーニングコール担当中原中也

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