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ジミンさんが練習室にやって来た日の翌日、どこからか噂を聞き付けたTXTのメンバーが揃って私のところにやって来た。
他の人に比べたら小柄なテヒョンから始まり、グループで1番背の高いスビンまで。
恐る恐るといった風にやって来た5人と顔を見合わせてみると、不思議と恐怖は湧いてこなかった。
「...ヌナ、」
今にも泣き出してしまいそうなボムギュを見ていると、むしろ安心感さえ込み上げてきて。
「...ヌナ、泣いてるんですか？」
なんだか、こっちまで泣けてきてしまった。
「ねぇヌナ。僕達、ヌナの力になるからさ」
「年下だからって遠慮しないで下さい！」
「僕達みんな、Aヌナのことが大切なんです」
上から順に、テヒョン、ヒュニンカイ、スビン。
それぞれ温かい声をかけてくれて、私はまた涙腺が弱くなってしまう。
ボムギュはボムギュで、大号泣しながら嗚咽混じりに大好きですと言ってくれた。
ステージ上では別人のように大人っぽくてかっこいい弟達の弱い所を久しぶりに見たような気がして、なんだかじーんときてしまった。
...本当に、良い弟たちをもったな。
「...なぁ、」
4人が去っていった後、練習室には私とヨンジュンの2人が残っていた。
さっきまでずっとだんまりとしていたヨンジュンは、今もぼそっと私の腕を掴んだっきり俯いてしまった。
掴まれている腕と反対の手で彼の肩をトントンと叩いてみても、何も返事がない。それどころかピクリともしない。
「...ヨンジュナ？...っ、わ」
急にガバッと上体を起こしたヨンジュンは、無言で私を抱き締めた。
「.......心配した、マジで」
手に込められた力がいつもの何倍も強くて、重くて、胸が締め付けられる思いだった。
ヨンジュンは肩を小さく震わせていた。
体を離された後に面と向かって顔を合わせることが出来て、私はそこでやっと彼の異変に気が付いた。
「...大丈夫？」
「っ、ほんと。誰のせいだと思ってんだよ」
突然キッと睨まれて、びっくりして後ずさると、ヨンジュンは頭をガシガシ搔いてまた俯いてしまった。
「どれだけ俺の事心配させたら気が済むの」
ボソリと呟かれた言葉に、何も言えなくなってしまう。
「っ、あぁ...ごめん。お前は何も悪くないのに、俺...」
そこまで言ってヨンジュンは言葉を止めた。
「...頼むから、もうこれ以上危険な目に遭わないで」
...お前のことが心配で、夜も眠れなくなる。
ヨンジュンの目は、赤く充血していた。
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てこゆの(プロフ) - izu^^さん» 一日で！笑一気読みありがとうございます、、笑笑こちらこそ読んでいただけて嬉しいです！^^ (2020年12月2日 19時) (
レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
izu^^(プロフ) - 偶然この作品に出会ったのですが、楽しくて1日で6まで読んでしまいました！！素敵な作品ありがとうございます！！ (2020年12月1日 17時) (レス) id: 6a22bceaf6 (このIDを非表示/違反報告)
てこゆの(プロフ) - b_sr_mさん» えぇ！い、1番ですか...！？笑光栄ですありがとうございます(TT)(TT)励みになります〜！更新頑張ります！！！！ (2020年11月29日 23時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
b_sr_m(プロフ) - 占ツクで1番好きと言っても過言ではないくらい好きでいつも読ませてもらってます！更新頑張ってください！ (2020年11月29日 22時) (レス) id: 642656ffac (このIDを非表示/違反報告)
てこゆの(プロフ) - レンさん» コメントありがとうございます〜！！えぇ！とっても嬉しいです、、、！更新頑張ります！！ありがとうございます〜！ (2020年11月23日 9時) (レス) id: bebd489c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：key
| 作成日時：2020年11月2日 21時
