隠れマジメ系男子の彼女って【njsj】

＞男の子やな ページ7

＿


ある夏の日。



『あっつい……』



「30度ですからね〜……」




夏休み真っ只中、私と剣持さんは海に遊びに来ていた。




太陽に照らされた、広く綺麗な海。




『ん〜、夏を感じる…』



「泳いでないのに？」



貝殻を足で転がす私の顔を覗き込むようにして言う剣持さん。



『…………小学生の頃の水着しかない』



私の学校は水泳授業がないため、小学校以来水着を着ていないのだ。


ナイスバディな私じゃないから、わざわざ買う必要ないかなぁと……。




「じゃあ、あれしましょ、カラオケの背景であるやっすいMVみたいなの！」



独特な例え……。伝わらんこともないけど、笑




『水かけ合うやつって言えばいいのに…』





「うぇ〜〜い！」



手に着いた砂を払った私に、少年心を取り戻すかのように冷たい水をかけた。



『っこの……おらっ！』









負けじと互いに掛け合い、体力の限界が来た頃。








「あ〜、結構濡れちゃいましたね」



『まぁこの後すぐ自転車だし大丈夫でしょ、多分』



髪の先から滴る水を指で救い、手を振って落とした。




その途端、急に剣持さんはそこにあった丸太に腰をかけ、前のめりの体制になった。




『…？大丈夫？体調悪いの、、？』




そう問いかけると、剣持さんはやってくれたなとでも言うような顔で、



「ばか…」と言った。





『え、…えっと、ん？』




「透けてんだよ、服」





下を向きながら呟く剣持さんの声に、過剰に反応した。





『！？ばか、！』





「バカはどっちだ…！」




薄い白Tシャツから、黒の下着が透けていた。




『…ごめん、でもなんでしゃがんだの、、？』




視線を下に落とし、剣持さんの手を見つめた。



















「Ya○oo知恵袋にでも聞いとけばか！！！！」










どこまでも不思議な人だなと思った。








＿＿＿



意味わかる方いますかね、、？

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