鈍感夢主あるあるまとめ ページ12
【必ず鼻をつまんで起こされる】
むぎゅ。
『んぁっ…!?ちょっ… (鼻つままれたんだけどっ)』
「あ、起きた。おはようA。」
『って、無一郎!?
…あれ?無一郎、なに?その服…隊服は?』
「はあ?キメツ学園の制服でしょ。
ほら、修学旅行遅れるよ。早く着替えてきて。」
えっえっ??学校ってなに??
私と無一郎は鬼殺隊の同期のはずだけど…
くされ縁でよく稽古に付き合ってもらったりしていた。
でも、最後に自分が何をしていたか思い出せない。
大変な任務に出ていたと思うけど…
もしかしてあのまま死んでしまったのかも。
「…着替えないなら、僕が脱がせてあげようか?」
『じ、じじ自分で出来るからっ!!無一郎はちょっと部屋から出て待っててくれないかな!?』
くすくすとからかうような笑い方も、霞柱の無一郎そのもので、何も変わらない彼に安心した私はとりあえずこの不可思議な展開を探るべく、急いで着替えて用意してあった荷物を持って無一郎について行くことにした。
***
「…ねぇ、バスがそんなに珍しい?嘘でしょ?」
『こんなに巨大な乗り物が動くなんて魔法みたいだよね…!?』
「魔法か。そう言われるとそんな気もしてきたな。Aはいつも馬鹿だけど今日はとびきりに馬鹿っぽいね。」
『もう!馬鹿馬鹿言わないでくれない!?』
「そういうところも可愛いけど。」
『(今小さい声で何か言ってたような…まあいっか!)』
乗り物から眺める外の景色が不思議で仕方ない私の、
隣に座って反応を面白がってる無一郎。
大正時代からいきなりここに来ちゃったんだから仕方なくないかな!?
***
旅館に到着して、無一郎は炭治郎たちと男子部屋へ。
元鬼殺隊のメンバーが同じ学生服を着て、この平和な世で暮らしていることは、とても不思議だけどすっごく嬉しかった。
「A〜!先に温泉行ってるよ〜!」
『アオイちゃん!!わかった〜!
(超屋敷のメンバーが同じクラスだったんだ…!)』
ここまで顔馴染みばかり揃っていて鬼も居ない。
急とはいえ、転生して良かったかも…!
ご機嫌で用意して温泉に向かった。
→つづく
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作者名:まちゃむん | 作成日時:2023年11月21日 19時