夢主愛しすぎ無一郎くん視点 ページ1
ー
『無一郎さん、今日からよろしくお願いします!
あっ…もう、師範って呼ばなきゃですよね…!』
あぁ〜〜〜可愛い可愛い可愛い。
なんでそんなに可愛いの?
僕がAを継子にしたかったのは恋仲になりたいから。
でも、お館様には涼しい顔をして言ってやったさ。
「お館様。Aの日輪刀は白くなりました。霞の呼吸に適性があることから、僕の元で修行させて鬼殺隊に貢献できる人材に育てようと思います。」
僕はこれ以上にない真面目な瞳をしていたと思うけど、
頭の中では、A可愛すぎ!としか考えてなかった。
***
僕の継子となり、屋敷に来てからというもの、Aは献身的に僕を支えてくれる。
『ここで暮らすからには、私が炊事を承りますからね…!なんでもお好きなものをおっしゃってください!』
『おかえりなさい!無一郎さん、お風呂の準備はできてます!ああ、そんなに怪我をして…お手当てしますから隊服脱げますか?』
『師範、今日はお稽古を…あっ、まだお疲れのようですね…私の膝で良ければ枕にしてください。編み物をしながらお昼寝にお付き合いしますから。』
いや、最高すぎ。
すいません、お館様。Aは強くなんなくていいかも。
俺が守るから、一生俺のそばに居てほしい。
ありがとうAのお母さん。
Aを産んでくれてありがとうございます。
顔も可愛いけど声も可愛いし、動きも可愛い。
あと性格がとびきりに可愛い。僕を虜にするために産まれてきたかのような、超絶可愛い性格をしてる。
さっきなんて、僕の方が髪が長いのが気に入らないらしく、髪を伸ばすと言って膨れていたけど、肩までの髪も可愛いよと言ってあげたら顔を赤くしてどこかへ行ってしまった。
…ちょっともう、軽く手を出して、反応を見てみたい気持ちが日に日に募る。
僕だって男なわけで、この屋敷はAと僕しか住んでいないわけで。
身体は否応にも反応してしまい、背中を丸めて厠にいくことも何度かあった。
そうだ。
Aの気持ちを、もう聴いてみよう。
俺を男としても受け入れてくれるのか、それが気になる。
縁側でお茶を呑んでいるAを見つけて、隣に腰掛ければ、にこってして、最初から用意されてた僕の湯呑みに暖かいお茶を淹れてくれる。
あーたまんない。
嫁にしたい。いや、もう嫁だし、こんなの。
僕はごくりと喉を鳴らす。
→つづく
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作者名:まちゃむん | 作成日時:2023年11月21日 19時