ザックのことと僕のこと ページ43
貴「あの子の名前はザック。僕が幻影の部屋で彷徨ってた時に見つけたんだ。…多分、あの子は君のクローンのようなものだよ。」
ザ「俺のクローン…ねぇ…。」
いつのまにかジャッジはこの場所からいなくなっていた。僕が泣いていたから居た堪れなくなってしまったのだろうか？
貴「まぁ、彼の正式な名称としてはザッカリーの偽物。幻影の部屋には僕以外のみんなの偽物がたくさん作られていたよ。…全て切ってしまったけれどね。」
ザ「殺したのか。」
貴「彼らは生きているだけで苦しいんだ。一番酷かったのはバッターの偽物だったよ。外骨格からめちゃくちゃに弄られてて、動くたびに肉体が悲鳴をあげるんだ。しかも全員が同じことしか言わない。」
ザ「何を言ったんだ？」
貴「 PLEASE KILL ME…殺してくれって。声や知能も弄られててて上手く聞き取るのには苦労したよ。…でも、ザックは他の子たちとは違った。ちゃんと会話ができる。幼子みたいに言葉は辿々しいけど、ちゃんと言っていることは分かるんだ。…まぁ、見つけたのは偽物だけじゃなかったけどね。」
ザ「他に何を見たんだ？」
貴「…死体。名前こそ出なかったけど、…君の死体だったよ。」
ザ「俺の死体？俺は生きてるぜ？」
貴「よく分からなかったけど、あれは…ザッカリー、君の死体そのものだ。幻影の部屋が生み出した偽物かもしれないけど、お面の目に当たる部分から血を流しながら襲ってきたよ。」
ザ「なんで俺の死体そのものだと分かったんだ？」
貴「君にはワイド・アングルがあるが、その代わりを務める目があるだろう。」
ザ「なるほど。…それであの子供…ザックはどうするつもりなんだ？その1。」
貴「まぁ、見つけた僕が保護するしかないだろうね。僕には帰る場所がないから、この世界に留まる他ないみたいだし。」
ザ「あっちにか？」
貴「そのあっちがどっちを向いてるかによるけど。メタ的に言うなら液晶の向こう側だね。所詮三次元と呼ばれる現実世界に、もう僕の帰る場所はない、何処にもね。」
ザ「何でそう言いきれるんだ？帰れるかもしれないだろ。」
貴「…この世界を治すための旅に出る前に、僕は言ったはずだよ、ザッカリー。僕はあっちでOFFになったんだ。」
ザ「…その言葉の意味、ずっと考えてたがよく分からない。どういう意味だ？」
貴「…僕は、死んだんだよ。大嫌いなものに囲まれて死んだんだ。」
服から覗くケロイドを触る。
貴「あの時の僕は生きる為の理由がなくてね、死ぬのに抵抗はなかったんだ。ゲームが終わったからじゃあ死のうかなって。…半分鬱だったのかもしれないね。」
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ハウト(プロフ) - 匿名さん» Unknownを無事にプレイできたみたいでよかったです！こちらこそ閲覧していただきありがとうございます！ (8月23日 11時) (
レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - お返事ありがとうございます！お礼の返事が大変遅くなり申し訳ございません……。あの後何とかダウンロードも済み、エンディングまで到達出来ました！丁寧に何もかもありがとうございます！それと貴方様の作品大好きです、本当にありがとうございました！！ (8月22日 17時) (レス) id: 170fbc7912 (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 匿名さん» きっとたくさんダウンロードの方法を調べて調べてそれでも分からなくて僕に聞いてくれたんですよね。大丈夫ですよ。困った時はお互い様です^ ^パソコンで出るダウンロードの方法はややこしいところがあるので、必要な部分だけ書いておきました。長文失礼致しました。 (8月4日 18時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 匿名さん» それでももしプレイできないというのであればRPGツクールのランタイムパッケージ（RTP）と呼ばれるデータをあらかじめパソコンにダウンロードしておく必要があります。RTPはゲーム毎に違う場合もありますので一応全部入れておいたら出来ないということはないかと。 (8月4日 18時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 匿名さん» 僕は大体ドキュメントに開いたデータを入れて、ドキュメントからゲームをプレイしています。ただしUnknownは全て言語が英語ですのでこの小説でなるべく殆どの言語を翻訳済み（ルート毎の会話は載っていなくてすみません。） (8月4日 18時) (レス) id: 5ed288ca3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハウト | 作成日時：2018年9月28日 20時
