ｼﾞｭｳｲﾁ ページ13
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鍛刀部屋で、刀達が出来上がるのを待ちながら御守りを作っていた。
あんまりにも集中していたらしく、この本丸の刀剣男子全員分のが出来ていた。
どれくらい時間たったんだよ、なんて考えていると４時間半も経っていたらしくて
あと２０分程で薙刀が出来そうになっていた。
どうせなら全振揃ってから顕現しようと思い、また時間を潰すのであった←
「、！」
「ん〜、あ！出来た？」
「！！」
出来上がったので、とりあえず短刀から顕現してみよう。
ゆっくり丁寧に霊力を注ぎ込むと、
「ぼくは、今剣！
よしつねこうのまもりがたななんですよ！どうだ、すごいでしょう！」
「よろしくね〜、いまつるｸﾝ！」
「はい、よろしくおねがいします！あるじさま！」
今剣だった。どれだけ運が良いんだろう((
次は脇差らしき刀を顕現しようと思う。今剣の時のように優しく霊力を注ぎ込むと、
「すみませーん。こっちに兼さん……和泉守兼定は来てませんか？
あっ、僕は堀川国広です。よろしく」
「よろしく〜、堀川ｸﾝ」
「はい、よろしくお願いします、主さん。」
今度は堀川国広、和泉守兼定の助手(？)だった。
最後は薙刀だ……………また、同じように霊力を注ぎ込む、姿を表したのは……
「おお。小さすぎて気づかなんだわ。
俺は岩融、武蔵坊弁慶の薙刀よ！がはははは！」
ﾋﾟｷｯ……小さ、い…………？
「あははぁ〜、よろしく〜 ’’無駄に大きい’’ いわとーしｻﾝ！」
「がはははは！よろしく頼むぞ、主！」
「………はぁ、それじゃあ早速で悪いんだけど、この本丸の事情を話そうと思う。」
俺がそう言うと、部屋の空気がﾋﾟﾘﾋﾟﾘと張り詰めた。
３振共、此処が異常だと言うことは既に気付いてた筈だからだ。
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作者名：らいあげポテト | 作成日時：2019年6月16日 3時
