歪ミガゴ ページ6
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下に降りていくと、母さんは席についていた。とても、真剣な顔をして…
何やらただ事ではない雰囲気を察して、私も覚悟をする。
「イレブン、マーガレット……イレブンに話すのは2回目よ、
だけど、2人ともちゃんと聞いてね…、」
『えぇ、……』
「まずは、マーガレットの事を話すわね、
マーガレット……貴女は、デルカダール王国の皇女様なの…」
『え、?母さん、嘘でしょ、ねぇ、…』
母さんが告げたのは、驚きの出来事だった。
だって、私は…ずっと母さんの子供だと思っていたからだ。
その上、デルカダール王国で過ごしていた記憶が全く持ってない。
冗談だと思いたくて、 ''嘘でしょ'' そう言ってみた。
しかし、母さんの口から出てきたのは、……
「いいえ、本当の事よ。マーガレット…貴方はね、
イレブンと一緒に流れてきたのをお爺ちゃんが連れてきたの。」
『流れて、…?イレブンと、なの?』
「そうよ、イレブンには何処かの国の紋章のついたネックレス。
貴女にはね、デルカダール王国の紋章のついたチョーカーが付いていたの…
その上…ルイスは一般の庶民は着れないような豪華なドレスを着ていたの。
だから、貴女はデルカダール王国の皇女様かもしれない結論が出たのよ………」
信じたくないが、これは現実なのだという事を思い知らされた。
こうも証拠を突き付けられたら信じるしかない、
母さんは悲しそうな顔で少しずつ、真実を話していく。
『…………そっか、信じたくないけれど、それが真実なのね…
私は、私達は…母さんの本当の子じゃあないのかぁ……ッ』
「ッ、えぇ……でもね!私は、貴方達の事を血が繋がっていなくても!
本当の、自分の子のように愛しているわ!!」
悲しくなって、母さんに正直な気持ちを告げたけれど、
母さんは、ずっと私達を自分の子の様に愛している、そう聞いて安心した。
『母さッ、私もぉ、ッ母さんの事、大好きッッ!』
「私もよ!うぅッ、マーガレットぉぉぉぉ!!」
『母さんんんんんんん!』
「あの、ね……僕、ずっと空気なんだけど……」
『「あ、』」
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ちゅん(プロフ) - ホメロスぅぅぅぅ!!ホメロスのヤンデレまじ最高!!更新待ってます!!! (2021年5月25日 18時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
エドワールド(プロフ) - フォァァァァァ!!( 'ω') ホメロスヤンデレ!!?最高かよ( '-') ホメロス推しだから最高です!更新頑張って!! (2020年9月4日 22時) (レス) id: 47a0ed334c (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 名無しさん» あ、あああ……ありがとうございます!名無しサマ!!更新頑張らせて頂きます! (2019年6月26日 5時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 好き、続き楽しみにしてます、更新頑張ってくださいね!!!! (2019年6月26日 4時) (レス) id: 9d08f801bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らいあげポテト | 作成日時:2019年6月13日 2時