44話 ページ47
多目的室を後にした彰人は一人校舎内を駆け回りAを探していた。
「クソ……アイツどこに行きやがったんだ……」
もう5時半を回り流石にそろそろまずい。受付が5時45分から開始される。もしそれまでに見つからなければ失格……いや辞退になる。仕方ない……仕方ないが……
「……無駄にする気かよ……」
類には嗚呼は言ったが……本当は少し、できることならAと出たいとそう思っている。
最初は対抗戦なんてやる気もやる意味もあまり感じなかった。やるからには本気でやろうとは思っていた……だが……メンバーを決める際の人の意見を聞きやしないクラスメイトの奴らの態度と行動に不満があった。
人の話を聞かず……アイツを…まるでなんとも思っていない「物」みたいに言う、アレを見てしまってはやる気が削がれるのは仕方ないとそう今でも思っている。
「なんでそいつらの為にやるのか」……彰人自身疑問に思ったことがあるし、Aにも聞いてみたいと思っていた。けど、一度としてそれを聞くことはなかった。理由としては色々と聞きづら部分があったからだ…
謙さんとのことも確かにあったが……謙さんのことがなかったにしろ、それ以上に彼女自身に何か触れてはいけないものがあることになんとなく気づいていたから聞くことはなかった……
クラスの人たちの態度や行動を抜きにすればかなり今回のことはよかったと彰人はそう思っている。素人同然の奴と限られた時間の中、彼が予想していたレベルの１、2段上のものが完成した。
はっきり言ってそこまでの出来を期待してなかった。いつもの自分たちのレベルには天と地ほどの差が出るだろうと……そう思っていたが、仕上げたステージは俺たちに届かなくとも学校の行事ごとにしてはハイレベルの物ができたと実感している。
だから……だからこそ、今の二人でどこまで行けるのか
遊びではなく本気で作った俺とアイツの一夜限りのステージがどこまで行けるのか……
見てみたい……と思っていたのだが……
「マジどこに居んだよ！！」
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クロウサ(プロフ) - は〜い(。・_・。)ノ (1月11日 19時) (
レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 遅くなってすみません！！続きは書きます！今日中に2話公開する予定なので少しだけお持ちください！ (1月11日 19時) (レス) id: e50e6542f9 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - この小説の続きは、書かないんですか？ (1月9日 0時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - クロウサさん» すみません！個人的にハニーレモンソーダを読んだことがないのでまず読んでから書けるかどうか検討したいと思います！ (12月9日 15時) (レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - それじゃあハニーレモンソーダの小説を書いて下さい。羽花の成り変わりで、原作沿いの三浦君落ちで。出来ますか？ (11月29日 22時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2022年3月2日 17時
