32話 ページ35
あれからあっという間に時間が流れ……
ダンスの練習やクラスの出し物などの準備をしているとあっという間に文化祭当日になっていた。
私達のクラスの出し物はお化け屋敷でかなり本気で準備とかもしており、気がつけばクラス全員が仮装する程までの本気度とになっていた。
現に私もクラスの人達に捕まりメイクやらなんやらの準備をしてもらっていた。血糊をたくさん付けられたり、傷メイクとかされてまあまあグロイことになってるらしい。
まだ鏡で確認できていないからよくわからないけど、周りのみんなが出来上がった瞬間中に入って欲しいとかこれはいけるとか、すごい言ってきて少し入ることになったけど……そこまでなんかすごいことになっているのだろうか。
そんなことを思いながら窓側に立っていると
「おいA準備終わった……か」
『あ、東雲君？』
声がした方を向けばそこには包帯に巻かれた彼が立っていた。けど少し様子がおかしい。気になって私が様子を見ようとした瞬間、彼は急に驚いた顔をした。少しの間固まってしまい待っていると、彼はいきなり距離を詰めて来て私の手を掴んでくる。
本当にいきなりすぎて驚いて止まってしまう。
『し、しののめ、くん……』
「……あ、悪い……これってメイクか？」
『う、うん……そうだけど……もしかして、本物だと思った…？』
「……まあな」
『そ、そっか……』
まさか彼にここまで焦られるとは思っていなかった。なんだろうこの空気いつもと違う感じがしてここから先どう返していいかわからない。言葉に詰まって視線を逸らしていると掴まれていた手が離された。それにふと、彼の方に目を向けると。
そこには罰が悪そうな顔をして首に手を当てながら目線を逸らしていている東雲君が映った。
「急に悪かったな……」
『い、いや……まあ……』
「俺より本気のメイクされてねぇか」
『あはは……まだちゃんとは見てないからよくわからないけど、なんかみんなすごい食いついて来てたよ。だから少しの間脅かし役になることになっちゃったし』
「マジかよ……あ、じゃあシフトととか少し変わるのか」
と東雲君が言って思い出した。そっか、出るんならシフトとかも変わったりするのかな。今更そのことに気づき、急いでみんなのところに確認しに行く。
確認すれば、東雲君の予想は当たり大幅に変わる様だった。
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クロウサ(プロフ) - は〜い(。・_・。)ノ (1月11日 19時) (
レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 遅くなってすみません！！続きは書きます！今日中に2話公開する予定なので少しだけお持ちください！ (1月11日 19時) (レス) id: e50e6542f9 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - この小説の続きは、書かないんですか？ (1月9日 0時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - クロウサさん» すみません！個人的にハニーレモンソーダを読んだことがないのでまず読んでから書けるかどうか検討したいと思います！ (12月9日 15時) (レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - それじゃあハニーレモンソーダの小説を書いて下さい。羽花の成り変わりで、原作沿いの三浦君落ちで。出来ますか？ (11月29日 22時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸 | 作成日時：2022年3月2日 17時
