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26話 ページ28

『だよね……でも、家の手伝いとかでそういうことしてそうな感じするな……』


「あーそういう事なら…少しあってるな…冬弥ではないけどな」


『そうなの…?』


「あぁ、Aもあったことある奴だぜ」






私があったことある人…?最近出会った人の中で東雲君以外で彼に関係している人と言うと……




『もしかして杏ちゃん…?』


「正解だ。今向かっている店は杏の父さんがやってる店でなWEEKEND GAREGE って言うんだ。




『……ぇ…… WEEKEND…GAREGE……』








それってあの人がやってる……あの人がいるって言う………いやでもそんなこと……苗字だって……そういえば彼の苗字って……




「白石」




もしかして………いや、もしかしなくてもこれって……



……そういえば杏ちゃんと初めて会った時もどこかで会った事ある気がしたけど……私……






もし…そうだとしたら今会いに行くわけには行かない……こんな形であっちゃいけない……


ここから急いで去らないと……帰らないと……に、逃げな









「A……」





『!!』







……いと……だけど……もう手遅れだ……




この声は忘れもしない……あの人の声……









「あれ()さん?珍しいっすね。この時間に買い出しですか?」


「……」



「謙さん…?」




「A……なのか…」



『……』



「え……」




何も言葉が出てこない中……東雲君の驚いた顔と彼……謙さんの表情の抜け落ちた…いや、血の気の引いた顔だけが異様によく見えた。


その間私は心の中のザワザワした気持ちを押し殺し、なんとかポーカーフェイスを作って答える。









『すみません。人違いかと思います』




「いや、お前あのAだろう。帰って来てくれたのか」




『!!……だから違います。私はAなんて奴……』





「俺がお前を間違える訳ない。お前の面倒見てたの誰だと思って『だから違うって言ってる!』!?」







これ以上知られたくなくてつい大声を出してしまい、否定してしまった。



『ぁ……すみません。大声を出してしまって……東雲さんすみません私今日は帰ります。本当にすみません』



「あ、おい!」









ただ謝るだけ謝って私は一人走ってその場を去ってしまう。これでもうみんなに知られてしまった。



彼は確実に知っただろう……








あぁ……もう最悪だ……







『……嫌、だな』









.

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設定タグ:プロセカ , 東雲彰人   
作品ジャンル:アニメ
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クロウサ(プロフ) - は〜い(。・_・。)ノ (1月11日 19時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 遅くなってすみません!!続きは書きます!今日中に2話公開する予定なので少しだけお持ちください! (1月11日 19時) (レス) id: e50e6542f9 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - この小説の続きは、書かないんですか? (1月9日 0時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - クロウサさん» すみません!個人的にハニーレモンソーダを読んだことがないのでまず読んでから書けるかどうか検討したいと思います! (12月9日 15時) (レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - それじゃあハニーレモンソーダの小説を書いて下さい。羽花の成り変わりで、原作沿いの三浦君落ちで。出来ますか? (11月29日 22時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼岸 | 作成日時:2022年3月2日 17時

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