A級ソロは天才 4

161話 ページ18

『太刀川さんと米屋に頼んだら余計なことしそうだし、パソコン落としそうだから却下。風間さんはいろいろと詮索されそうだから無理。それで大丈夫って思うのが出水な訳』

「「お前！俺らの扱い酷くねーか！！」」

『事実を述べただけですよ』

「詮索されたくないと言っていたが、お前の部屋には見られたくないものでもあるのか？」

と風間さんは何かを探るような目をしてそんな質問をしてくる

「(風間さんは夕華に何かあると思ってるんだろうな…)」

現にあいつの事について詳しく知っている人はあまりいない。迅さんは知ってそうだけど聞いた事ないしわからない。あいつも今のこんな時にハッキリと言うとは思えないしな…と思っていると

『ありますよ』

「「！？」」

マジで…あの夕華が素直に言うとか嘘だろう…少しの驚きとあいつに何があるのという期待で部屋の中にはさっきと違った緊張感が走る…が

『今部屋に…下着干してるので』

「「はぁ？」」

夕華の口から出たのはこちらが予想もしていない事実だった。さっきの緊張感がバカみたいに吹っ飛んでいったが…今下着って…

「お前！そんな中に俺を行かせる気か！」

『出水って確かお姉さん居たじゃんそれで少しは耐性ついてるでしょ？』

「お前その言い方だと俺がいつも姉貴の下着見てるように聞こえるだろう」

『えっ違うの？』

「そんなわけあるか！」

『まあまあ時間ないから頼むよ』

夕華の言う通りだが…

「…(後で覚えてろよ…)…わかったよ。行ってきてやる」

『ありがとう〜』

「もし変なの見てもお前の責任だからな」

『そうなった場合後でなんか奢って貰うから』

「ハアッ！？お前が入っていいって言ったんだからそれぐらいは見逃せって！」

『はいはい、それじゃあいってらっしゃい〜早めにねー』

「ﾊｧｰ 部屋のどこら辺に置いてあるんだ？」

『奥の方に本が沢山置いてある部屋があるんだけどその机の上にあるよ』

「了解、じゃあ行ってくるな」

と言って奥の部屋を出て夕華の部屋へと向かった

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