160話 ページ17
「(師匠!?あいつ師匠なんかいたのか!?)」
俺達4人は驚いて固まってしまう。俺達と言っても俺と米屋以外の太刀川さん風間さんは驚いてはいたものの俺と米屋に比べればあまり驚いてはいなかった。冬島さんに至っては俺達の方を見て笑っていた
「(もしかして冬島さんとか大人組はあいつに師匠がいるの知ってたのか…つーか…あいつの意地悪な所ってもしかしてその師匠に似たんじゃ…あ)」
まずいこんな事思ってたらあいつに後でなんか頼まれるんじゃ…そう思ってチラッと夕華の方を見るがずっと画面の方を向いてキーボードを打っている。
「(流石にこの緊急時だからそんな余裕もないか…)」
そんな事を思っていると一段落ついたのか冬島さんに今の状況を聞き始めていた。
「大体はプロテクトかけて保護はしてるぜ。あとは取られた奴を取り戻すだけだな。さて、天才さんどうすんだ。主任はお前に任せるだと」
『ありがたいけど、鬼怒田さんも無責任だな』
「それだけお前の事を信用してるって事だ」
それは聞いててもわかるが、流石に夕華の言う通り無責任な気もする。それもまだあいつ俺達と同じ17歳だこんな事が出来ることにすら驚いているのに、それなのに更にデータを取り返すって…
「(マジで何者なんだ夕華って…)」
聞きたいと思う気持ちはある。でもそれと同時に何故か聞いちゃいけないような気がした。どうしてかはわからないけど…それにあいつの場合聞いたとしてもはぐらかすか、話逸らすから聞きたくても聞けないんだけどな。とか思っていると夕華はいつの間にかインカムの向こうにいる人と話し始めた。
『せ…師匠が作ったソフトを借りたいです』
「(今先生って言おうとしたのか?)」
『はい…あ』
あ?なんかあるのか?
「今のあって?」
「知らねーよ」
「なんかやらかしたのか?」
と話していると急に後ろを向いて来た
「「!」」
『…ハァー』
「人の顔見て溜め息吐くなよ」
『…すいませんねー、これからこの中で誰かに私のパソコンを取ってきてもらいたいんですけど……出水、取って来てもらってもいい?』
夕華は俺達を見回したあと、そう指名して来た
「俺?」
『そう』
「なんで俺なんだ?」
と疑問に思った事を聞く
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彼岸(プロフ) - 優月さん» ありがとうございます!これからも頑張っていきます! (2021年8月12日 8時) (レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
優月(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしてます! (2021年8月12日 1時) (レス) id: c51c79cd11 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 皆さん先程はすいませんでした。ようやく、本当にようやく全部書き直すことができました!今回は本当にすいませんでした…これからもどうかA級ソロは天才をよろしくお願いします! (2021年7月28日 18時) (レス) id: 3813a82284 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 今一つ一つ直していますが結構な量で時間がかかりそうです。今日中に元に戻せるように全力を尽くします!これに疑問を持った方すいません!終わったらまたコメ欄でお知らせします本当にすいません!! (2021年7月28日 16時) (レス) id: 708ce93a05 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸(プロフ) - 急にすいません!投稿の際に主人公の最初の文字を登場人物設定したのですが…それで他の文字まで巻き込んでしまい文が大変おかしくなるという事件を起こしてしまいました…読んでくださっている方に迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。 (2021年7月28日 16時) (レス) id: 708ce93a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸 | 作成日時:2021年6月8日 18時