A級ソロは天才

15話 ページ18

隊室に着くとさっきとは違ってそのまま入って行く。

『太刀川さん居ますか〜』

「夕華？どうかしたか？」

『出水やっほー、あれ太刀川さん居ない感じ？』

「柚宇さんと飲み物買いに行ったぜ」

『そっか…』

そう言って出水の隣に座る。

「お前が太刀川さんに用あるって珍しいな」

『ただの挨拶だよ。さっきまで風間隊冬島隊と回ってたからね！ちょっと疲れたなー』

「お疲れ様です」

『そうそう労って欲しいねーって言っても労った方がいいのは出水かな〜何があったのかな？』

「！……お前マジで怖いわー」

『そこはサイドエフェクトがって言って欲しいな〜』

まぁちょっと違うけど…

『で、何があったのかな？』

「昨日な。知らない奴から急にスマホの方で追加来てたんだ。知らない名前だしボーダーの誰かの新しい奴かなって思って追加したけど、名前聞いたら急に好きですって送られてきてマジで頭真っ白になったわ」

『普通知らない人追加する？』

「興味本位でやったんだよ」

『へぇーで返事はどうしたのかな？』

「今はそれどころじゃないからごめんって」

『ふ〜んまぁましな振り方だな』

「ましってなんだましって」

『まぁまぁで、それ以降はどうなってるのかな？』

「何も来てないぜ。これで諦めてくれるといいんだけどな〜」

『まさか、そんなことで悩んでいるなんて出水って結構乙女だね〜』

「うるせえな！」

『あらあら……』

本当こう言うの気にするなんて優しいな〜まぁこれで

『遠征行く前に片付いたんだからよかったじゃん』

「片付いたのか？これ？」

『大丈夫、片付いたよ！私が言うのだから間違いない！』

「……まぁ、それもそうか」

それから太刀川さんと柚宇さんが帰って来るまで2人で話して待っていることにした。

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