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◯。3 ページ4

◯。



倉「ではみなさん

  メリークリスマス!!
  かんぱーい」



その一声でクリスマスパーティーは
始まった
場所はカラオケボックス

みんなそれぞれ好きな曲を
歌っていく
おれは歌わないけど

一方、水月は元気よく歌ってたり
みんなの会話にいちいち笑ってたり
コロコロ表情を変える

やっぱり、好きだなあ

時刻はまだ6時
でももう空は真っ暗で
街明かりがキラキラと輝いていた

当たり前だけど寒すぎ



近「楽しかったー!」


倉「俺もー!」



各自話したい人とまとまりになっている
そんな中、奏に
トントンと肩を叩かれて後ろを振り返った



猟「やほ、研磨」


孤「どうしたの、奏」



「はいっ」と渡されたのは
温かいホッカリ蜂蜜レモン

それを素直に受け取る



孤「ありがと」


猟「どーいたしまして、」



キャップを開け、
ゴクリと中身を飲もうとする



孤「アチッ」


猟「っふは!」


孤「ちょっと奏、」



ケラケラと笑っている奏を見ながら
少し離れた水月を
チラッと見た

それがバレたのか知らないけど、
俺がまた口を付けたとき



猟「葵さんとはどう?」


孤「ちょっ」



といわれるので
溢しそうになった
ちょっとだけ睨むと「ごめんごめん〜」
と流される

いつも突然なんだから
本当、どうにかしてほしい



倉「そうだ!これにて解散っ!
  男子はちゃんと女子のこと送って行くんだぞ!」


猟「ふふっ
  倉橋が彼女と帰りたいだけじゃん」


倉「その通り!」


紡「ははっ良いお年をー」



みんな「今年はありがとー」とか
「リア充ゴラ」とか
各々色んなことを喋りながら散っていく

自然とおれと水月だけが残った



孤「えーっと、
  俺たちも帰る?」



内心めちゃくちゃ浮かれてると思う

自然と二人っきりなんて
はっきりと言って嬉しい

◯。4→←◯。2



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設定タグ:孤爪研磨 , クリスマス・ストーリー , ハイキュー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:下倉琉羽 | 作成日時:2021年11月24日 2時

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