清水の雫【マギ】

礎,9 ページ9

○。。°◯



菊「姫様、今日はなんのご用件で？」



稽古場につくと、
もう着いていた菊が駆け寄ってくる



『稽古に付き合って欲しいの
　ただそれだけよ』


菊「畏まりました」



そう聞くと、
菊は素直に動く

暫く、試合形式で闘った後
部屋に戻った



「「お帰りなさいませ」」



みなが膝まずき、
出迎えてくれる



『なにか困った事とか
　あるかしら？』


洵「碧様の了承が必要な事が何件か」


『分かったわ、
　聞かせてちょうだい』


洵「分かりました」



そう言って、
執務する時の椅子に腰掛ける



『他のものは作業に戻って』



私がそう言うと、
みんな作業に戻る
それを確認すると、
目の前にいる洵に目を向けた



洵「まずは、自国警備団の選定が終わったそうです
　 九百名程います
　 そして、陣形はどうするか、
　 作戦はどうするかとの事です」



陣形や作戦と言われても
迷宮内部は、
どうなっているのかさっぱり分からない
作戦は、立てれるかもとして
陣形はどうしようもない



『陣形は任せるわ
　私にはさっぱりですし、
　作戦としては、何が起こるか分からない
　ですから、
　準備を怠らず、
　出来るだけ身軽にしてきてと言うことかしら』


洵「作戦と言える作戦では無いですね」


『分からないもの、
　しょうが無いわ』


洵「畏まりました」

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