□。3 ページ4
□。
放課後、部活が無い日のこと。
俺のうちで勉強していた。日葵と一緒に。
二時くらい間勉強してて、途中で飽きたからゲームしていた。そしたら眠くなって俺だけ寝ちゃっていた。
そして、起きて今。時刻は七時半を過ぎている。周りを見渡すと日葵の姿は無く、シャワーの音が部屋に響いている。きっとではなく、絶対風呂に入っている。何故なのかは知らない。
寝ている間に、何故か俺の頭は遊ばれていてゴムやらピンやら付けてある。更に顔にはメイクがされていて「どうやって落とそう」と考えている状況。
完全にカオス状態だと思う。
『あー!起きちゃ駄目だよー』
角「知らんし」
ちょうど、風呂上がりの日葵がでてくる。
俺のブカブカパーカーを着ている。可愛い。それに加え、髪から水が滴って更に可愛い。
角「パーカー濡れる」
『乾くやろ』
角「ほんとにー?」
『大丈夫でしょー』
そのままベットにダイブしようとする彼女を止めて、タオルで髪をふく。さっきまでの様子から見るに完全にうちに泊まる事にしたようだった。
彼女を床に座らせ、ドライヤーを出し日葵の髪を乾かす。そしたら、彼女は俺の方に体をたおす。髪が濡れているので俺の今着ている服もビショビショになった。それに加え、乾かしにくい。
角「乾かしにくい」
『いーもん』
角「俺が駄目」
「ちぇー」と言いながら体制を戻してくれた。「ちぇー」って可愛い。
角「日葵ー」
『んー』
角「メイク落とし持ってない?」
『持ってるよー、鞄の中』
角「良かった」
髪を乾かし終わって日葵の鞄の中を探る。メイク落としを見つける前になんか色々男に見られちゃいけない物を見たけど、一回見たことある。前にもやられたやつなのでスルーした。前やられた時は、思いっきり顔赤くしたからめちゃくちゃ日葵に笑われた。
後ろから「無視すんなー」って聞こえたけどそれもスルー。
メイク落としを発見して、鏡を出して落とす。
これで、今日の悪戯処理は終了した。
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:下倉琉羽 | 作成日時:2021年12月9日 20時