好きと言えたら。Sh#51【 Another Story 】

女の子。【2】 ページ30

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「隠さなくたっていいんだよ。
分かってるよ、ちゃんと。
毎月具合悪そうにしてる時、あるもんね」







誠知くんには
なんでもお見通しのようで･･･






『ごめん。
いつもはこんなにひどくないんだけど･･･』


「そうだよね。
だからびっくりしたんだけど･･･
病院、行かなくても大丈夫？」


『うん、大丈夫。
多分寝てたら治まるから･･･』


「そっか･･･」







誠知くんはそう言うと立ち上がり
寝室から毛布を持って来て
私に掛けてくれた。







「布団ちゃんとかけて。冷やしたらダメだよ」


『うん、ありがとう』


「痛み和らぐか分かんないけど
お腹、さすってても大丈夫？」


『うん･･･ありがとう。
迷惑かけてごめんね』


「迷惑なんて思うわけないよ。
気にしないで、なんでも俺を頼って」





そう言ってくれる誠知くんの優しさが嬉しくて
涙が出そうになる。


お腹を優しくさすってくれる
大きな手が心地よくて
次第にウトウトし始める私。







「寝て起きたら痛み治まってるといいね」


『･･･ん。誠知くん』


「ん？」


『大好き･･･』


「･･･へ」







この反応はきっと･･･照れてる。


そんな事を思いながら
私は、深い眠りに落ちていった───









(今そうやってかわいい事言うのやめて･･･
Aさん)


(･･･)←爆睡中


(･･･(ちゅ))




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この、好きと言えたら。の番外編を
シリーズ化するか、それとも
この辺でやめた方がいいのか
悩んでいる作者であります(´･ω･｀)

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