25話 ページ27
しばらく探索を続けていると、後ろから大声で叫ばれる。
「おい、見つけたぞ!こっちだ!」
「くそ!逃げるぞ!」
そう言ってフードの人は私の松明の持っていない反対側の手首を掴んで走り出す。彼なりの配慮だろう。
なんとか撒いた私たち。次に向かうべく方には見回りの兵士がいた。
「…見つかると厄介だ。松明を消してオレに着いてこい。」
『わかった。』
松明を消して先に行くフードの人に着いて行く。見つかりそうになったものの息を殺して通りすぎるのを待ってからフードの人の元へ行く。
「なんとか今のところバレてないな。」
『うん。もしかして次はあの橋を渡る?』
「そうだ。先に行って様子を見てくれ。」
「了解です」
できるだけ足音を立てないようにしていたもののここは水路。水たまりもあるのだ。その音で気付かれたのかも。
橋の中央にいる私とフードの人。逃げ道を無くすようにデルカダール兵が囲んできた。
「ちっ…しつこいヤツらだ………」
『いい加減諦めて欲しい。』
そう言うものの、どんどん兵士たちは近づいてくる。その時、あまり聞こえてはいけないような音が聞こえた。
そう、橋が崩れかけている。長年手入れされてなかったんだろうな。こんな大人数で乗るから……
「おいおいマジか……」
橋が崩れかけているのに兵士はこちらにもっと近づいてくる。その瞬間、完全に橋が崩れた。
「うおっ!」
『きゃぁぁぁ!!』
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フリーデン(プロフ) - 氷花さん» コメントありがとうございます!モチベーションアップして更新頑張りますね! (2022年8月5日 10時) (レス) id: ee72ff3041 (このIDを非表示/違反報告)
氷花(プロフ) - こんにちは、とても面白いです。これからも更新頑張ってください。 (2022年8月5日 7時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フリーデン | 作者ホームページ:
作成日時:2022年7月14日 6時