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17話 ページ21

裕羅side

いや、チーノ……生徒会の候補者だったんだ……うん。よし。後でぶん殴ろう。僕の鼓膜が壊されそうになった原因のうちの一人だし。

そう。これは正当防衛だからね?皆。

よし………ちょうどチーノ帰ってきたから『お話し』しようかな。

裕羅「チーノぉ?」

と少しだけ圧をかけて言ってみる。

ci「なぁーにぃー?」

と少し焦ったような声で返ってくる。うん。いいよ。

裕羅「あのさぁ……君ぃ生徒会候補者…だったんだね?」

ci「えっ?知らんかった?」

裕羅「知らねぇに決まってるでしょ。僕そこまで野郎に興味無いし。」

ci「ま、まぁそれはともかく…驚かせてごめんな!」

裕羅「いやいやいや。ごめんな!じゃなくて…お前…一発殴らせろや」

と言ってみるとチーノは顔を真っ青にして慌てだす。

ci「なんでやぁ!」

裕羅「いや…ね?朝さ、友達と一緒に登校してたんだよ。そしてさ、校門をくぐったときにさ。女子達の黄色い歓声。…チーノ。僕ね生まれつき耳が良いんだ。だからさ、間近で聞いた僕の耳…終わるかと思った。で、その黄色い悲鳴の原因が生徒会だった。チーノ。ここまで言えばわかるよな?だから一発殴らせろ。」

ci「しゃーないやん!しゃーないやんッッッ!!」

裕羅「なにがしゃーないの?チーノ。」

ci「ホンマにすみませんでした!!けどな!俺がどうにかできる問題ちゃうんよ!裕羅!!!」

…なんか、可哀想だからやめとこ。

裕羅「…分かった。今回は見逃すよ。まぁでも、チーノがなんかやらかしたときは………ね?」

と圧をかけてやると

ci「分かった……」

と言ってしょげるチーノ。いやぁ面白いね。

裕羅「まぁ、この話しは終わり。お疲れ様チーノ。」

と言ってやると

ci「疲れたぁ〜……」

と言って机に寝そべるチーノ。これから楽しみだな。

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作品ジャンル:恋愛
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フリーデン(プロフ) - 豆さん» ありがとうございます!このようなコメントもらうと気持ち的にテンションあがるので嬉しいです! (2021年8月16日 9時) (レス) id: ee72ff3041 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています! ゆっくりで大丈夫なので更新待ってます! (2021年8月16日 0時) (レス) id: 93794ffb29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フリーデン | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年7月25日 18時

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