最低だ ページ49
屋敷に戻れば西園寺様がいた
律「何処にいたんだ!!!!!」
腕を捕まれ、揺さぶられる
目の下には隈があった
『ご、ごめんなさ…』
無事で良かったと耳元で声が聞こえて初めて
抱き締められていると気付いた
律「この匂い…」
『女学校時代のお友達の家にお邪魔していたんです』
律「…そうか」
そっと離れると律と目が合う
真っ直ぐな瞳を直視出来なくて、目を逸らしてしまった
律「その泥は?」
『久しぶりに、走ったから転んじゃって』
律「走った?」
『早くお友達に会いたくて。灯りも持たず行ったから……』
律「夜、出歩くなと言ったはずだが」
『それは、ごめんなさい。でも、「言い訳など聞きたくない」』
律「君は自分の置かれている立場を自覚すべきだ」
『…っ』
律「お願いだから、後先考えてないで行動するな」
そう言われて気付いた
美和ちゃんに後先考えてないでしょうとか言ったのに
一番考えていないのは自分だと
私は最低だ
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ほのか(プロフ) - .さん» ご指摘ありがとうございます。訂正します。 (2020年10月20日 19時) (レス) id: 3c949a7734 (このIDを非表示/違反報告)
. - スペル、違ってません??「ryousuke」ではなく、「ryosuke」ですよ??公式でもこれですし。 (2020年10月20日 16時) (レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2020年10月20日 0時