華麗なる嘘 ページ48
リョウスケ「もう直、朝日が昇る。ほのか、戻れ」
『…うん。』
窓辺から街を見渡すリョウスケは、まずいなと呟いた
リョウスケ「裏道から帰ろう。多分、ほのかがいなくなったことに屋敷の人達は気付いている」
『どうしよう、！！』
リョウスケ「大丈夫、俺に任せて」
リョウスケはそう言うと手を取って走り出した
人間の姿のままで。
それでもオオカミの時とスピードは変わらないのだから不思議だ
地に足が着いているというのに怖い
リョウスケ「大丈夫、俺がいるよ」
『うんっ』
屋敷の近くまで来た時、遠くの方に屋敷の女中がいた
リョウスケ「いい？僕に合わせて」
『…分かった』
「ほのか様！！！！！」
遠くから女中の声が聞こえる
その声に続いて何人もの女中が駆けつけてきた
「何方に行かれていたのですか！？」
リョウスケ「申し訳ございません。私の不注意です」
「失礼ですが、どちら様でしょうか」
リョウスケ「山田と申します」
『そうなのよ』
「婚約者がいらっしゃりながら何処ぞの殿方と…」
リョウスケ「妹がお嬢様の女学校時代の同級生で」
「まぁ……」
リョウスケ「妹がてっきり連絡を差し上げたと思っていたのですが、申し訳ございません」
リョウスケは深々と頭を下げた
『山田さん、朝早くに送ってくださったの』
「お嬢様、勝手に行動なさらないでください」
リョウスケ「では、私はここで」
会釈して去っていく後ろ姿を見ていると
「お嬢様、いい加減になさってください！！！」
とまぁ、怒号が飛んできましたとさ
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ほのか(プロフ) - .さん» ご指摘ありがとうございます。訂正します。 (2020年10月20日 19時) (
レス) id: 3c949a7734 (このIDを非表示/違反報告)
. - スペル、違ってません??「ryousuke」ではなく、「ryosuke」ですよ??公式でもこれですし。 (2020年10月20日 16時) (レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2020年10月20日 0時
